今の「新しい環境」の乗り切り方

今は「新学期」みたいな状況自体に出合うことが少ないですが、人の名前を覚えられない傾向自体は変わりません。

今はもう、最初から自己紹介のときに、冗談めかしてこういう感じに言ってしまいます。

「私は人の名前を覚えるのがすごく苦手なポンコツです(笑)。本当に悪気はなくて、必死に覚えようとはしてるんですが、何度も訊き直してしまうかも……最初に謝っておきますね。ごめんなさい!3回訊いちゃったらコーヒーかアイス奢りますから、回数を数えておいてくださいね☆」

こうしておいたうえで、名前があやふやな人に出会ったときに、わざと自らクイズみたいなのを開催して「えーっと、待ってください、いま思い出しますからね……えー、山……山……」「いや田中」「あちゃー!すみません!(ペシッと自分のデコを叩く)」とか。

今後も頑張って乗り切っていこうと思います☆(ペシッ)

宇樹義子/文

専門家コメント 鈴木直光先生(小児科医)

人の名前が覚えられないなどの場合、ワーキングメモリーの低さが影響していることもあります。ADHD(注意欠如多動症)の方の場合、ADHD治療することで集中力が上昇し、ワーキングメモリ―が上がることもあります。ADHD傾向がある場合は、そういった方面から探ってみるのも一手かもしれません。仕事の場合は、できるだけ少人数であるとか、名札を付けている職場が向いているかと思われます。このような環境であれば名札を見て徐々に覚えていけるのではないでしょうか。(監修:小児科医 鈴木直光先生)
前の記事はこちら
https://h-navi.jp/column/article/35030932
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
ライフバナー

追加する

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。