【実体験】こだわり、感覚過敏…発達障害の子どもの散髪で思わぬトラブル!?わが家を襲った"事件"から学んだこと
ライター:かし りりあ
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かしりりあです。発達障害のあるお子さんの散髪はどうしていますか?
わが家は初めての散髪から美容室を利用しています。誰かに髪を切ってもらう経験を重ねていってほしいと思い利用していたのですが、最近とある「事件」が起きました……。
監修: 鈴木直光
筑波こどものこころクリニック院長
1959年東京都生まれ。1985年秋田大学医学部卒。在学中YMCAキャンプリーダーで初めて自閉症児に出会う。同年東京医科歯科大学小児科入局。
1987〜88年、瀬川小児神経学クリニックで自閉症と神経学を学び、栃木県県南健康福祉センターの発達相談で数々の発達障がい児と出会う。2011年、茨城県つくば市に筑波こどものこころクリニック開院。
発達障害のある子どもの散髪問題。わが家があえて美容室を選ぶ理由
知的障害(知育発達症)を伴うASD(自閉スペクトラム症)の長男、次男、児童発達支援施設に通う三男は、美容室を利用しています。私が切って子どもたちの髪型が悲惨なことになってしまうのを防ぐため……でもあるのですが、子どもたちに家とは違う場所で散髪をするという環境に慣れてもらうためでもありました。
主に連れていくのは夫です。子どもたちが急に動いて、ケガをしてしまう可能性も考えて、力強くサポートできる体制で臨んでいます。
主に連れていくのは夫です。子どもたちが急に動いて、ケガをしてしまう可能性も考えて、力強くサポートできる体制で臨んでいます。
特に、長男りーは最初の頃は大変だったようです。知らない人、髪の毛を切られる感覚、同じ姿勢を保ってじっとしていなければならない……すべてがストレスで、怒ったり、何度も首を振ったり首元を気にしたりと、落ち着かない様子だったようです。
今でも多少気にすることはありますが、回数を重ねるうちに落ち着いてきて、夫の散髪も待てるまでになりました。
今でも多少気にすることはありますが、回数を重ねるうちに落ち着いてきて、夫の散髪も待てるまでになりました。
静寂は「事件」のサイン!? 工作バサミで無残に刻まれたのは……
そんなりーですが、先日とある事件を起こしました。
りーの髪型は左右非対称のアシンメトリー。いつもは3〜4か月ごとに美容室へ行きますが、体調不良やいろいろな予定が重なり、4か月を過ぎても行けずにいました。りー本人も、伸びてきた髪の毛が触れる感覚が、気になっていたのだと思います。
ある日曜日、ふと気づくと部屋が静かです。嫌な予感がして見に行くと……。
りーの髪型は左右非対称のアシンメトリー。いつもは3〜4か月ごとに美容室へ行きますが、体調不良やいろいろな予定が重なり、4か月を過ぎても行けずにいました。りー本人も、伸びてきた髪の毛が触れる感覚が、気になっていたのだと思います。
ある日曜日、ふと気づくと部屋が静かです。嫌な予感がして見に行くと……。
りーが工作用のハサミを使い、自分で髪を切っていたのです!
きれいなアシンメトリーヘアは、見るも無残なざんばら髪に……。幸いけがはなく、切ったのは髪の毛だけでした。しかし、手が届かないはずの戸棚から、台を使ってハサミを取り出した執念には驚かされました。
きれいなアシンメトリーヘアは、見るも無残なざんばら髪に……。幸いけがはなく、切ったのは髪の毛だけでした。しかし、手が届かないはずの戸棚から、台を使ってハサミを取り出した執念には驚かされました。
緊急バリカン作戦!感覚過敏と向き合う「休み休み」の散髪
その日はワンオペで、すぐに美容室へ駆け込むこともできません。どうしようもなかったので、夜に帰宅した夫と相談し、急遽、自宅で坊主頭にすることにしました。
浴室でのバリカン。切った毛が肌に刺さるチクチク感は、感覚過敏のあるりーにとって相当なイライラだったはずです。彼の様子を見ながら、休み休み、夫が慎重に刈り進めていきました。
浴室でのバリカン。切った毛が肌に刺さるチクチク感は、感覚過敏のあるりーにとって相当なイライラだったはずです。彼の様子を見ながら、休み休み、夫が慎重に刈り進めていきました。
りーが髪を切っている間、私はその間、ハサミの置き場を猛省しながら見直していました。今までの置き場は子どもたちの手が届かないところだったので、大丈夫だろうとすっかり油断していました。台を使っても届かない場所、目につかない場所へ隠すようにしました。
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