もっと早く入れればよかった!「母主体」から「子ども主体」の管理へ

そしてスケジュールアプリを家族全員のスマホに導入してみた結果……。
まず感想が、
「もっと早く入れればよかった〜!」
「便利〜!!」

でした。

私がこれまで使っていたカレンダーアプリには自分の仕事の予定だけを入れるようにし、スケジュールアプリに普段の予定を入れることにしました。こうすることで、私自身も自分のタスクを整理することができ、子どもたちも私の帰宅時間などをメッセージで何度も聞かなくても把握することができるからです。

娘も友だちと通話で盛り上がったあと、そのまま予定を入れることができますし、息子も「次の学校はいつだろう」と予定を確認しながら、少しずつ心の準備をするようになりました。

わが家ではスケジュールアプリの色分け機能を活用し、息子を水色、娘をピンクと、それぞれテーマカラーを決めています。色で誰の予定かパッと見分けがつくため、子どもたちは自分の予定を直感的に理解しやすく、お互いのスケジュールも自然と目に入るようになりました。娘の用事で帰宅が遅くなる時は、息子もアプリで確認して、先に夕飯を済ませてくれることもあり、本当に助かっています。

通知もそれぞれで設定できるので、学校の予定は前日と当日朝、細かくなり過ぎない程度に設定をしました。また、娘は用意に時間がかかるため、起床時間から予定の2時間前、1時間前、30分前と細かく設定しています。これまではどうしても間に合わない時は「早くー!」と急かしていましたが、急かす・急かされるということはお互いのメンタルにもよくないですし、アプリの通知のほうが本人の耳にも入りやすいようです。

必要だったのは、「母による管理」や「声かけ」ではなく、子どもたち自身が予定を確認しようとする気持ちだったのかなと思います。
スケジュールアプリの色分け機能を活用し、お互いのスケジュールも自然と目に入るようになりました
スケジュールアプリの色分け機能を活用し、お互いのスケジュールも自然と目に入るようになりました
Upload By 花森はな

成長に合わせて、予定管理も私自身もアップデート!

娘はスケジュールアプリに自分で書き込んでくれますが、息子は書き込みまでは難しいようで、結局学校の予定などは私がその都度追加しています。

病院の予約や面談の予定は、決まった瞬間にその場で入力して、家族にもすぐに共有します。私が一人で予定の管理を背負うのではなく、それぞれが家族の一員として予定を把握しておくこと、これが成長に伴って変化した、わが家なりの予定の管理方法なのだなと思いました。

もちろん、ホワイトボードもまだまだ活用しています。記載するのは、これまで通り1週間分。いきなり全てを変えるのではなく、残しておくことも本人たちの安心につながるからです。実際、玄関で子どもの支度を待っている時など、私自身も予定をサッと確認できて便利ですし、子どもたちもそれぞれ見ているようです。視覚的に予定を把握できる良さを改めて感じています。

これからも年齢や生活の変化によってスケジュール管理の方法は変わってくるだろうけど、できるだけ本人たちの意見を聞いて彼らが使いやすい方法を取り入れられるよう、私自身もアップデートしていきたいです。
執筆/花森はな

専門家コメント 藤井明子先生(小児科医)

お子さんの成長に伴ってライフスタイルも変化し、スケジュール管理が大変になってきますよね。同じような悩みを抱えている親御さんにとって、とても参考になるコラムをありがとうございました。以前にもスケジュールアプリの導入を検討されていた中で、今回は娘さんからの提案をきっかけに導入が始まり、かつては拒否していた息子さんも了承してくれたことが、とても良かったですね。親が「便利だから」と思うだけではなく、お子さん自身が納得して取り入れられたことが、アプリを活用していく上で大切なポイントなのだと思います。事前通知なども上手に活用しながら、少しずつ自分でスケジュールを管理していく姿から、お子さんたちの成長が伝わってきました。便利なツールを取り入れることが、主体的に生活を整えていく力につながっていくのですね。(監修:小児科医 藤井明子先生)
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https://h-navi.jp/column/article/35031176
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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