学習障害のある息子と試行錯誤!宿題サポートアイテム3選

ライター:楽々かあさん
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LD(学習障害)のある子は、宿題ひとつだけでも負担が大きく、付き合うお母さんもとっても大変です。ですがほんの少し本人の苦手な作業や困りに合わせて工夫し、負担感を減らしてあげると、取り組みがずっと楽になります。今回は、市販品を活用した手軽なサポートのご紹介です。

宿題に取り組めない、時間がかかる、には理由がある

うちの長男には、LDの書字障害があります。字を書くのが苦手だと、宿題全般しんどいので、とっても時間がかかります。

でもこれには理由があり、長男の場合は

・視線移動が苦手
・ワーキングメモリ(短期の記憶力)が弱い
・目力(視覚情報の受け取り)が良過ぎる


などから、漢字ドリルの写し書きの負担が大きくなってしまうのです。

こういった苦手さを軽減するために、家庭でできる療育あそびを自然な形で取り入れながら、気長く取り組んでもいますが、モノを工夫するだけで、すぐにできることもあります。

1.拡大ルーペとブックスタンドで見やすくなる

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拡大ルーペ(MIZAR-TECスタンドルーペ)と、100円ブックスタンド
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長男の場合、写し書きの視線移動の負担を減らすために、
ブックスタンドでドリルを立て、ハンズフリーで使える拡大ルーペを置くだけで、
画数の多い漢字もとっても見やすくなります。

(視線移動の苦手な方向は、お子さんによって異なりますので、本人に確かめながら調節して下さいね)

また、宿題の取組みが悪い時には、コピーができる家庭用の複合プリンターで
120%程度に拡大して大きく印刷し、元のプリントやノートに切り貼りしてしまいます。
印刷用紙は、わら半紙のような黄色っぽい紙が眩しくなくて、長男には良いようです。

大きくすれば漢字だけでなく、他の教科の学習も書きやすく取り組みやすくなります。

2.文字や九九、手順が「思い出せない」には縮刷したサポートカードを作る

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手描きの筆算手順や教科書の縮刷をカードにしてリングで綴じたもの
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ワーキングメモリの弱さや興味の偏りから、学習に必要な「ひらがなや漢字が思い出せない」「九九や計算の手順が出て来ない」だと、「分かっているのにできない!」と、本人もとてもイライラしてしまうようです。

そこで、ひらがなや漢字表、九九表などを教科書や学習教材の付録などから縮刷して、ハガキサイズのカードにして、宿題の時に手元に置いて、参照しながらやっています。

わり算の筆算の手順も、どうしても覚えられなかったので、手描きの手順カードを作って、本人も自分なりに書き込みをしました。

「カードを見れば思い出せる」という安心感から、少し落ち着いて宿題ができるようになったので、このカード集は学校にもお願いして持ち込ませてもらいました。

毎日参照しながらやっていると、覚えられる、思い出せることも増えてきました。
楽々かあさんが自作した学習サポートカードは、HPの「支援ツールのシェア」よりダウンロードできます
https://www.rakurakumom.com
次ページ「3.下敷きで「隠す」で情報量を減らして、ひとつひとつやる」

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