息子がはっきりと意思表示した日
交流級で過ごせないことは今後の息子の進路選択に大きく関わると思いました。
その当時は、状況が好転するようには思えなかったからです。
新しくできたばかりの設備が整った特別支援学校に一度、相談・見学に行ったことがあります。
広いエントランスに吹き抜けから優しい日が差し込んで、心がふわっと軽くなるような気がしました。
ニコニコしながら校内を見て回る息子の姿に「ここなら、この子はあんな風に荒れたり落ち込んだりしないのではないか」と勝手ながら思っていました。
その日、帰宅後に息子がはっきり言いました。
「あそこはとっても楽しそうでいいよね。でも、僕は今はあそこには行かない。僕は今の学校を卒業する。6年生になったら、交流級にいられるように頑張ってみてそれからもう一度考えるよ。」
実年齢より幼く、特性ゆえに苦手なことがたくさんあって、自分の考えを言語化することが上手くできない息子。
これほどはっきりと意思表示したのを初めてみました。
それから数ヶ月たち6年生になった息子は、有言実行とばかりに1日のほとんどを交流級で過ごしています。
「あの頃は一体何だったのだろう」と思うほど友達と雑談も楽しむようになりました。
その当時は、状況が好転するようには思えなかったからです。
新しくできたばかりの設備が整った特別支援学校に一度、相談・見学に行ったことがあります。
広いエントランスに吹き抜けから優しい日が差し込んで、心がふわっと軽くなるような気がしました。
ニコニコしながら校内を見て回る息子の姿に「ここなら、この子はあんな風に荒れたり落ち込んだりしないのではないか」と勝手ながら思っていました。
その日、帰宅後に息子がはっきり言いました。
「あそこはとっても楽しそうでいいよね。でも、僕は今はあそこには行かない。僕は今の学校を卒業する。6年生になったら、交流級にいられるように頑張ってみてそれからもう一度考えるよ。」
実年齢より幼く、特性ゆえに苦手なことがたくさんあって、自分の考えを言語化することが上手くできない息子。
これほどはっきりと意思表示したのを初めてみました。
それから数ヶ月たち6年生になった息子は、有言実行とばかりに1日のほとんどを交流級で過ごしています。
「あの頃は一体何だったのだろう」と思うほど友達と雑談も楽しむようになりました。
家庭に居場所をつくることで見守る
後の検査で、息子には軽い「人の顔が認識できない相貌失認(失顏症)」があり、
許容量は10人程度の集団だということがわかりました。
担任の休職中に、先生がころころ代わるあの時期が、どれだけ不安で苦しかったのだろう?と思うと辛い気持ちになります。
しかし、息子が学校に通えるようになったのは、思い切って告知をし、
・本人の意思を尊重できるようになったこと
・不登校を受け止め、家庭の中に居場所があることを再認識させたこと
この2つが幸いしたのではないかと思ってます。
まだまだこの先はわかりませんが、今は9~10歳に訪れる思春期の発達課題である『アイデンティティの確立』を、息子なりにじっくり試行錯誤しているような気がしています。
成長発達の鍵と言われる『9(10)歳の壁』を息子がどうやってくぐり抜けていくのか見守っていこうと思っています。
許容量は10人程度の集団だということがわかりました。
担任の休職中に、先生がころころ代わるあの時期が、どれだけ不安で苦しかったのだろう?と思うと辛い気持ちになります。
しかし、息子が学校に通えるようになったのは、思い切って告知をし、
・本人の意思を尊重できるようになったこと
・不登校を受け止め、家庭の中に居場所があることを再認識させたこと
この2つが幸いしたのではないかと思ってます。
まだまだこの先はわかりませんが、今は9~10歳に訪れる思春期の発達課題である『アイデンティティの確立』を、息子なりにじっくり試行錯誤しているような気がしています。
成長発達の鍵と言われる『9(10)歳の壁』を息子がどうやってくぐり抜けていくのか見守っていこうと思っています。
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