発達障害があると体調が不安定になりやすい?

発達障害と体調不良の関係は?我が家の生活改善の工夫の画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021007102
私が経験してきた体調不良は、ほぼ同じ症状で娘にも現れ始めました。

「私と娘は同じアスペルガーだし、これはもしかしたら発達障害と関係があるのかもしれない」

そう気付いた私は、すぐにいろいろな書籍やインターネットで情報を集めました。

調べた結果、次のようなことがわかってきました。

・自閉症やアスペルガーなどの発達障害は、先天的な脳の機能障害と言われている

・脳は心だけではなく、身体機能、自律神経もコントロールしている

・つまり先天的に自律神経の働きがうまくコントロールできないので、心身に不調がおこりやすい

・人によって感覚が過敏だったり鈍麻だったりとアンバランスなので、よけいに負荷がかかりやすい

また、自分の身体の状態を把握しにくい(疲れに気付きにくい)特性から、つい無理を重ねてしまい、限界が来てバタッと倒れることも多いようです。

加えて女性の場合、思春期に急激に体が変わります。

ホルモンバランスの変化に耐えきれない、自分の身体の変化が受け入れられないために不調がひどくなることがあるようです。

男性も精通やひげが生えてくるなどの変化があるので、やはりこの時期は不調になりやすいようでした。

無理のない運動と、過ごしやすい環境づくりを心がけて

発達障害と体調不良の関係は?我が家の生活改善の工夫の画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=30701000286
お子さんが小さなうちから発達の遅れに気付いている場合は、無理のない範囲で運動を習慣にすることをおすすめします。

大人になってからも、体力的に無理のない運動を続けると気分転換にもなりますし、体力もつきます。

私の場合は、幼いころに父親の方針で毎朝2キロのランニングを義務付けられていました。

とても苦痛でしたが、これが結果として基礎体力作りには大きく役立ってくれたと思います。

現在も継続している運動は、散歩やラジオ体操です。

無理せず、できる範囲で身体を動かすことで、私の場合は寝付きが良くなります。

また、娘に一番効果があったのは「ストレスを取り除いてやること」でした。

娘の場合は、与えられた役割に対して我慢や無理をしすぎる傾向があったからです。

できないことを無理にさせず、家を居心地の良い場所にする。

これだけで、娘の体調はぐっと改善されました

まだ不安定な時もありますが、親としては子どもの体調面にも特性が関係していることを理解し、楽に過ごせるような環境を作ってあげたいものですね。
アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)とは?特徴と相談先【専門家監修】のタイトル画像

アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)とは?特徴と相談先【専門家監修】

子どもの不登校や引きこもり、生活改善を促す前に親がしたいことのタイトル画像

子どもの不登校や引きこもり、生活改善を促す前に親がしたいこと

療育支援探しバナー

追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。