学習障害の子とお家で出来る療育は、「お料理の手伝い」??
ライター:みくたくママ
療育、病院や施設は、通うのが大変、子どもが嫌がるそんなイメージ、ないですか?実は私がそう思っていました。下の子を連れて遠出しても、月1回の訓練でどれだけ効果が出ているのか実感できなかったのです。
そこで発想の転換をしました!家で、親も子どもも楽しくできる療育を工夫してみよう、と。
今回は「お料理」についてのお話です。
学習が苦手な息子のために家でできることを探しました
小5の長男は、LD(学習障害)の診断を受けています。
苦手なことは「書く」「覚える」「計算する」が苦手です。
初めて受けたWISCⅢの結果から、
・短期記憶が弱いため、漢字や、計算の数字が覚えられない
・手先が不器用なことから書字が苦手
という点が 学校での学習の困難さの原因となっているようです。
とはいえ、家でトレーニングしようとすると泣いて嫌がる息子。
困っていた私は、通っている支援先の先生に相談をしたところ、
「お料理をしてみてはどうですか?」と勧められました。
・レシピを覚え、段取りを考えながら進める
・切る、むく、混ぜるなど、手元に集中しながらの作業
お料理は「ワーキングメモリ」と「手指の細かい作業」どちらも一緒にトレーニングできるのですね。
何より「作ったらおいしく食べようね♪」という動機づけがあることで、楽しく目標を持って取り組むことができるため、食いしん坊のうちの子にはぴったりだと思いました。
苦手なことは「書く」「覚える」「計算する」が苦手です。
初めて受けたWISCⅢの結果から、
・短期記憶が弱いため、漢字や、計算の数字が覚えられない
・手先が不器用なことから書字が苦手
という点が 学校での学習の困難さの原因となっているようです。
とはいえ、家でトレーニングしようとすると泣いて嫌がる息子。
困っていた私は、通っている支援先の先生に相談をしたところ、
「お料理をしてみてはどうですか?」と勧められました。
・レシピを覚え、段取りを考えながら進める
・切る、むく、混ぜるなど、手元に集中しながらの作業
お料理は「ワーキングメモリ」と「手指の細かい作業」どちらも一緒にトレーニングできるのですね。
何より「作ったらおいしく食べようね♪」という動機づけがあることで、楽しく目標を持って取り組むことができるため、食いしん坊のうちの子にはぴったりだと思いました。
LD・SLD(限局性学習症)とは?症状や特徴、診断方法について【専門家監修】
ディスレクシア(読字不全)とは?症状の特徴や生活での困りごとは?
我が家で試してみたメニュー
それ以来、我が家ではお休みの日に息子とお料理を楽しんでいます。
現在息子は小5ですが、カレーをほぼ1人で作れるまでに成長しました。
ですが、最初は「失敗させないように」と、とても簡単なメニューから取組み始めました。
最初に作ったのがフルーツヨーグルトです。
現在息子は小5ですが、カレーをほぼ1人で作れるまでに成長しました。
ですが、最初は「失敗させないように」と、とても簡単なメニューから取組み始めました。
最初に作ったのがフルーツヨーグルトです。
「聞いて覚えることが苦手」な息子のために、文字で手順をわかりやすくしました。
息子は初めての取り組みに対して不安になりやすいため、私が作るのを見てもらったり、始めの1,2回は一緒に作ることで、安心して取り組めたようです。
息子は初めての取り組みに対して不安になりやすいため、私が作るのを見てもらったり、始めの1,2回は一緒に作ることで、安心して取り組めたようです。
これを見ながらフルーツを切っていく作業は、黒板を見て書き写す作業に通じるところがあります。
まだ包丁を持たせるのが不安なお子さんには、写真のようなスケッパー(パン生地などを切るもの)や、プラスチック製の波刃包丁が安心です。
まだ包丁を持たせるのが不安なお子さんには、写真のようなスケッパー(パン生地などを切るもの)や、プラスチック製の波刃包丁が安心です。
自分で作ったものを食べるのは、おいしさも格別のようでした。
また、ヨーグルトにジャムだけでなくホイップクリームもかけるなどの、応用もできるようになりました。
「これおいしいでしょ?ぼくが考えたんだよ!」と嬉しそうに家族に勧めることも。
この「切る、入れる、かける」のフルーツヨーグルトができるようになったら、同じ流れで「切る、のせる、焼く」のピザトーストに応用できますよ。
また、ヨーグルトにジャムだけでなくホイップクリームもかけるなどの、応用もできるようになりました。
「これおいしいでしょ?ぼくが考えたんだよ!」と嬉しそうに家族に勧めることも。
この「切る、入れる、かける」のフルーツヨーグルトができるようになったら、同じ流れで「切る、のせる、焼く」のピザトーストに応用できますよ。
次男はラーメン作りに挑戦
実は、これよりもっと簡単なお料理があるんです!
カップラーメンです。
先日、最近自分で作り始めたばかりの小2の次男にやってもらいました。
裏の作り方を「え~と…」と読んでいます。
そこへ、横で「先にお湯わかすんだよ~」とベテランのお兄ちゃんからアドバイス。
お湯を沸かすのに時間がかかることを、経験から覚えたようです。
カップラーメンです。
先日、最近自分で作り始めたばかりの小2の次男にやってもらいました。
裏の作り方を「え~と…」と読んでいます。
そこへ、横で「先にお湯わかすんだよ~」とベテランのお兄ちゃんからアドバイス。
お湯を沸かすのに時間がかかることを、経験から覚えたようです。
お湯をコンロにかけたら安心したのか、お兄ちゃんと遊び始めた次男。
そこで、「お湯をわかす間にできること、ない?」と声をかけたところ、「あ、そうだった!」と思い出したようでした。
そこで、「お湯をわかす間にできること、ない?」と声をかけたところ、「あ、そうだった!」と思い出したようでした。
いつのまにかタイマーまでセットしてあったのは大したものです!
残念ながら、フタを用意し忘れていたので声をかけると・・・
残念ながら、フタを用意し忘れていたので声をかけると・・・
もっとちょうどいい大きさのフタもあったのですが、これも経験ですね。
そして無事できあがり!
そして無事できあがり!
このように、大人にはカンタンに思える「カップラーメンを作る」作業でも、段取りを考え次に何をするか?と、子どもにとっては「考えながらの連続」であることがよくわかります。