「自閉症か、そうでないか」ずっと苦しかった私が今だから言えること

ライター:OKASURFER
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「うちの子、自閉症かもしれない」「いや、思い過ごしだ」・・・この時期が一番辛かったというパパママはきっと多いはず。この時期を経て数年経った私が今思うことを少し書いてみようと思います。

「うちの子、自閉症かもしれない」

発達が気になる…でも思い過ごしかもしれない…
「うちの子は一体どうなんだろう」と、不安で眠れない日々を経験された方は多いのではないでしょうか。

私にも、そんな日々がありました。
一人で悩んでいる方に少しでも届けばと思い、今回はその当時のことを書いてみようと思います。
お付き合いくださいますと幸いです。
長男が2歳に差し掛かる頃のこと。

張り切って入園させたプレ幼稚園の担任の先生に「目が合いにくいわね」と指摘されました。
この出来事をきっかけに、「我が子は自閉症かもしれない…」と、疑うようになりました。

実は1歳半検診のとき、身体面の項目以外まったくクリアできず
心配になったとき「自閉症」の文字を見かけ、不安で眠れない夜を過ごした事があったのです。

その頃は少しずつ発語もみられ、
「思い過ごしだった」「検診では特に問題ないと言われた」と自分を納得させていたのです。

そんな不安を押し潰していた日々から数か月、プレ幼稚園での先生の言葉をきっかけに、また不安で眠れない日々が始まりました。

「当てはまらないこと」を探し続ける日々

「視線が合わない」「言葉が遅い」「呼んでも振り返らない」「同じものを並べたがる」

自閉症の特徴は自分の子どもに当てはまることだらけ。
「自分の子に当てはまらないこと」は無いかと、手あたり次第に調べる毎日でした。

「足の裏の過敏」「逆さバイバイ」「癇癪」
・・・目にするものどれもこれも当てはまり、私の中で疑惑は確証に変わっていきました。

その頃の私は、とにかく
自分の子どもが「自閉症なのか、そうでないのか」そのことだけに翻弄されていたように思います。

我が子の行動も「自閉的か、そうでないか」という目でばかり見ていました。
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いっそ「お子さんは自閉症です」と言ってほしかった

「我が子はおそらく自閉症…」私は近しい人にだけ相談しました。

ですが、返答は
「大丈夫だよ」「考えすぎだ」「子どもを障害者にしたいのか」…ネットで見たことのある返答が返ってくるばかり。

誰もが
「この子が障害者になる」ということを避けているようでした。

障害があるのかないのかに囚われていた私は、いつしか
「もっとやるべきことがある。障害の有無で立ち止まっている場合ではないのでは。」
と思うようになっていました。

しかし周囲との温度差は広がっていくばかり。
私は子どもに何か手立てが無いものかと奔走し、周りを納得させるための何かを探していました。
周りからは「子どもを障害者にしようとしてる」と思われていたかもしれません。

前に進むためにも「お子さんは自閉症です、療育を始めましょう」と言ってくれたらどれだけ楽だろう。
そんな風にも思いました。
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次ページ「どこへ行ったらいいのだろう。私を助けてくれたのは…」

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