どこへ行ったらいいのだろう。私を助けてくれたのは…

とにかく何かしなければと、発達相談の窓口という窓口へ手当り次第に電話をかけましたが行政の相談窓口は4ヶ月待ち、大学病院の発達相談は半年待ち。

そしてふと、一番息子のことをよく知ってくれる医師が存在したことを思い出したのです。
風邪や予防接種でお世話になる、かかりつけの小児科医でした。

発達専門医ばかりに気を取られていましたが、かかりつけの医師に相談をしたことが転機となり、早い段階で発達テストも受けることができました。

そして当時で言う「広汎性発達障害」という診断を受け、「療育の必要があります」との所見をいただくことができたのです。

希望ばかりでは無いけれど。今、心から伝えたいこと。

現在は療育の機会にも恵まれ、落ちついた日々を過ごせるようになってきました。

知らなかった福祉の世界に触れ、人生が豊かになった気さえしています。
もちろん、きれいごとでは語れない思いもたくさんしました。

幼稚園は10園、入園を拒否されました。
やっと入った幼稚園も辞めざるをえなくなり、
新しい保育園では「毎日お母様が保育に付き添って下さい」と言われました。

ただ、そんな中でも
様々な障害のあるお子さんのお友だちができ、
ママたちと助け合ったり、療育の先生や行政の皆様に支えていただいたりして、
我が子も私も毎日それなりに楽しくやっています。

もし今「お先真っ暗だ」と感じている方がいたら、
確かに希望だけではないけれど絶望はしないでと心から伝えたいです。

たとえ障害が判明しても
すべてが終わるほど辛いことばかりではありませんし、決して一人ではありません。


今暗闇の中にいるとしても、必ずトンネルを抜ける日が来ます。
楽しく笑える時は必ず訪れると私は思っています。

障害があっても大丈夫。

「我が子に障害があるのでは」と眠れない日々を過ごす親御さんたちが、
少しでも安心して笑顔で過ごすことができればと願ってやみません。
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