ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?症状の分類と年齢ごとの具体的な特徴 、診断方法まとめ

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発達障害と診断される子どもや大人が増えてきています。なかでもADHD(注意欠陥・多動性障害)は周りに理解されづらく、学校・職場でも支障をきたしてしまうことがあります。ADHDとはどのような障害なのか具体的な症状や特徴を紹介します。

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目次 ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは? ADHDの3つの症状

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?

ADHD(注意欠陥・多動性障害)は英語でAttention Deficit Hyperactivity Disorderの略で、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの症状がみられる発達障害のことです。 年齢や発達に不釣り合いな行動が社会的な活動や学業に支障をきたすことがある障害です。

文部科学省はADHD(注意欠陥・多動性障害)を以下のように定義しています。

ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。
また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

出典:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/004/008/001.htm
上記の文部科学省の定義では7歳以前に症状が現れるとされていますが、2013年に出版されたアメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)では、診断年齢は7歳から12歳に引き上げられていることに留意が必要です。

また、ADHDは「注意欠陥・多動性障害」と呼ばれることが多いですが、2014年に日本精神神経学会により「注意欠陥」が「注意欠如」に改名されたため、日本での正式な診断名は「注意欠如・多動性障害」となります。しかしながら、現在でも「注意欠陥」を使う人が多いので、本記事ではこちらを障害名として使っていきます。

近年では、子どもだけではなく大人になってからADHDと診断される人も多く、注目を浴びています。今回の記事では、年齢に分けてADHDの症状を説明するなど、ADHDについて理解を深めていただくための具体的な障害の特徴を説明していきます。

ADHDの3つの症状

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監修: 井上 雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
応用行動分析学
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 所長 (アドバイザー)
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タッキー さん
2016/11/23 07:04
この リタリコは、素晴らしいですね。教育関係者の研修にぴったりです。わざわざ時間をかけて研修に行く必要ありませんね。教員の勤務時間の適正化にもなります。是非、多くの先生に紹介したいと思います。

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