今週は二日間にわたって『ヘルプカード』について学びました。
ヘルプカードとは、援助を必要としている人がいざというときに、必要な支援や配慮を周囲の人にお願いしやすくするためのカードです。
まず始めに、指導員が電車内での場面を想定して2パターンの寸劇を行いました。一回目は一目で分かるような大きなお腹を抱えた妊婦さん。二回目は外見ではわからなくてもヘルプカードをかばんに下げた具合の悪い人。二回目の劇では、外見ではわからなくてもヘルプカードを持っていることで席を譲ってもらえました。
一目で困っていることが分かるときには席を譲ってくれる等、周囲が手助けをしてくれることもある一方で、外見からは分からなくても実は助けを必要としている人がいるということ、そしてそんなときこそヘルプカードを持っていることで周りに援助を必要としていることを知らせることが出来るのだという話をしました。
どのような人がヘルプカードを持っているのか、また様々な場面においてどのように助けてあげればよいのかについての話をし、子ども達も真剣に耳を傾けてくれました。もし街でヘルプカードを見かけたときには、大丈夫ですか?と声を掛けてみます!と声を大にして宣言してくれる子供もいました。
まだあまり浸透していないヘルプカードですが、今回のトレーニングを通してその存在と意味を知ることが出来ました。
ヘルプカードってなあに?
教室の毎日
19/03/02 10:03