こんにちは(^O^)
いよいよ6月も終わりが近づき、下半期に突入しようとしていますね(*´Д`*) 月日が経つのは本当に早い…
写真は先日、かみふうせんに遊びに来ていたカタツムリ🐌さんです♪ かみふうせんの周りは自然が豊かなのでかたつむりのサイズがデカい( ̄∀ ̄) つい、見入ってしまいます笑
今日は子育てにおいての"待つ"という行為についてお話しさせていただきます★
お子さまの行動に対して、つい口や手を出したりすることはありませんか??
もちろん、中の人2号もその1人なのですが…(o_o;)
危険につながる行動以外では、"待つ"という行為が非常に大切といわれています。
療育の現場でも"待つ"ことの大切さを実感する出来事とたくさん遭遇します。
ひとつご紹介しますと、、、
普段からじっと椅子に座るということが苦手なお子さま(以下Aくんとします)がいました。
お友達が椅子に座って先生の話を聞いている時もAくんは1人だけ立って別室に行こうとしたり、おもちゃを取り出そうとしたり…自分の気持ちを他者に伝えるのもトレーニング中で、理由を聞いてもなかなか答えることができません。
Aくんの課題は、就学に向け座って集中できる時間をのばしていくとなっています。活動に参加しないときには、今が何の時間かを伝えたり、その場にいれるよう声をかけていました。
そんなある日、新聞紙で作ったボールを色のついた的に当てるという活動をしていました。
スタッフの"赤い的に当てましょう〜"という掛け声で赤い的に当て、次は違う色といった風に進行していました。Aくんをはじめ、子どもたちは新聞紙ボールを手に取りぶつけていました。そして次にスタッフが"黄色い的に当てましょう〜"というと急にAくんが部屋を飛び出そうとしたんです!!
"ん?どうしたのかな?飽きたのかな?"と思った私は、いつもはすぐに声をかけて動きを止めるのですが今日は待ってみようと思い、声をかけずにしばらく見守りました。すると、Aくんは別室に保管してある黄色いボールを取りに行こうとしていたことがわかりました。"黄色い的には同じ黄色いボールを当てる"と思ったようです。
なるほど!(*゚▽゚*)
たしかに今赤い的に当てていた新聞紙ボールは赤いガムテープでぐるぐる巻いてあり、"赤いボール"と認識できます。
Aくんは、以前 色分け玉入れをしていたのを覚えていたんだなと理解しました。そして、色の識別もでき、私たちの話をしっかり聞きルールを守ろうとしてくれていたことがわかりました。
そのあと、Aくんには"黄色いボールを取りに行こうと思ったんだね。"と共感し"今は同じ色じゃなくても大丈夫だよ。ここにあるボールを黄色い的にあてるゲームだよ。"と改めて説明すると納得したのかまた活動に戻ることができました( ^ω^ )
今回、待ったことでAくんの行動の理由を理解することができました。同時に私たちの説明の仕方もその子に合わせた工夫が必要だということもわかりました。それを理解せず、結果だけを求めてしまうとその子の考える力を奪いかねません。
"待つ"というのはとても難しいことです。
答えを提示すればすぐに解決することでも、グッと堪えて見守らなければなりません。
そこには、保護者および保育者の忍耐力や心の大きさ、強さが必要になってきます。
人を育てる過程での"待つ"という行為は相手を"信じる"ことです。子どもを信じ、行動の過程を見守ることができてこそ、人を育て、自分の成長にもつながると思います。
みなさんもぜひ ひと呼吸おいて"待つ"子育てを実践してみてはいかがでしょうか( ◠‿◠ )
かみふうせんでは、受給者証や療育手帳をお持ちでない方でも、就学に向けて何かしらの不安がある保護者様やお子様を対象に日常生活にかかわる動作訓練や身辺自立のお手伝いをさせていただきます。
興味のある方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。もちろん、お子様を連れての見学や体験も大歓迎です(^^)
現在、コロナ禍で心配な日々が続いておりますが、かみふうせんでは看護師監修のもと感染対策を実施し見学にきた方々にも安心してご利用いただけるよう配慮させていただいております。
職員一同心よりお待ちしております。TEL/FAX 096-321-6122
"待つ"ということ
教室の毎日
21/06/21 18:48