以前、中学校で同室支援してた時の話です。
教室に着くと何やら女子達が話していて、ほどなくチャイム。
どうも意見の相違があったようで
納得しないまま、席につくAちゃん。
授業が始まって勉強しようとしても
気持ちが収まらない。
大きな声で〇〇ちゃんは悪い、〇〇ちゃんは嫌いと
叫び出しました。
こりゃ、一大事とAちゃんのところにかけ寄り、
しゃがんでAちゃんにヒソヒソ声で話しかける。
「Aちゃ〜ん、10の声を5の声にして教えてくださ〜い。」①
隣の男子から「3の声!」と合いの手。
「〇〇さんは悪いの。」と指差すAちゃん。
延々と話しそうな勢い。
「そうなの。ふんふん。」②
「それで心がワサワサするのね。」と私。
するとAちゃんが、机にかけた私の右手に自分の手を重ねてきたので
私も左手を重ねる。
すると何か落ち着いたようで、
「問題Ⅱまでには、だいじょうぶになるから。」
と自分で宣言して、その通りになっていきました。
「そう。Aちゃんは数学得意やもんね〜」③
ここまで約1分。
うまく着地できて良かったです。
私が支援で言わないようにした言葉は
①の時、「静かにしなさい!」
②の時、「そんなことないよ。〇〇ちゃんは、〜で、、で(説明)」
③の時、「今度から授業中に叫ばないのよ。」
対処の一歩目(一言目)で違う足を出してしまうと
どんどん違う方向に行ってしまって
帰り道が遠いですから。
【支援】 近道
教室の毎日
19/04/28 17:33