こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室です。
いつもこのあいさつから当教室のブログはスタートしていますが、読む方によっては「おはようございます」や「こんばんわ」であったりするのかもしれませんね。
それでもこうしたブログ記事や書類などの場合、「こんにちは」がなんとなく通用するのは不思議ですね。さらに余談ですが、朝起きて家族に「おはよう」とあいさつはしますが、「こんにちは」「こんばんは」とは言いませんよね?
これも不思議。
さて、前置きが長くなりましたが、今回のテーマは「あいさつ」です。
【言葉の由来】
あいさつは「挨」「拶」という二つの漢字から成り立ちます。
「挨」の字にはもともと「押す」という意味が、「拶」には「近づく」という意味があり、現代の日常ではほとんど使われない漢字となっています。
もともとの意味は禅宗の僧侶が問答を繰り返することを意味した言葉らしく、そこから派生して相手に近づく、相手を知ろうとする意味へと変化し、現代の意味に変わっていったと言われています。
【あいさつの意味】
あいさつには「おはようございます」や「こんにちは」ばかりではなく、「よろしくお願いします」や「ありがとうございます」、「やあ!」や「押忍!!」なんてものもあるかもしれません。
小さなお子さんの場合、お友達に対して「こんにちは」「よろしくお願いします」とあいさつすることはあまりないと思いますが、「一緒に遊ぼう」と声をかけることはよくあります。これもあいさつとみなして良いと思います。
これらに共通して言えることは、あいさつをすることで相手との関係をより円滑に、親密にしようという意味合いが込められているということです。
【あいさつを身につけるメリット】
あいさつには相手との関係性を親密にするという働きがありますが、他にも以下のような働きが含まれています。
・生活リズムを整える
あいさつは物事の開始や終了の場面でも使われることで、生活の流れに節目をつくり、キビキビとしたリズムある生活を育むことができます。
先の見通しが持てないことで不安になるお子さんや、行動の切り替えが苦手なお子さんもあいさつを物事の節目に挟んでいくことで「あいさつ=場面の切り替えのタイミング」ということを学んでいくことができます。
(例)
「おはようございます」と「おやすみなさい」
「いただきます」や「ごちそうさま」 など
・気持ちが明るくなる
笑顔で「おはようございます!」とあいさつをすると気持ちが晴れやかになります。
これは笑顔になることで人間の脳に「エンドルフィン」という物質が放出されるためです。「エンドルフィン」は「幸せホルモン」とも呼ばれ、幸福感を高める効果があります。
・周囲からの好感度がアップする
笑顔であいさつをすると、自分の幸福感が増すばかりでなく、周囲の人からの好感度がアップします。
顔を合わせてもあいさつをしないと「失礼なやつだな」と感じたり、「嫌われているのかな?」と不安になったりします。
しかし、一度あいさつをされれば、「あいさつしてくれた(=自分を仲間と認めてくれた)」という承認欲求が満たされるのです。
あいさつは「自分は敵ではないよ」「あなたの味方だよ」という意思表示でもあり、自他共に満たされた気持ちにさせてくれます。
・常識をわきまえた人だと評価される
適切なあいさつができる人は社会において常識がある人と認識されます。
あいさつは第一印象に直結します。特に初対面の相手に対しては相手の情報が足りないため、初対面でのあいさつの様子がその人の印象・評価に大きく影響してくるため、これがしっかり身についていないと「常識がない」と評価されマイナスイメージにつながる恐れがあります。
当教室では、まず
・「こんにちは」
・「よろしくおねがいします」
・「ありがとうございました」
・「さようなら」
の練習を入室や療育の節目で導入しております。
また、「あいさつワーク」なども導入し、あいさつの理解と習得を図っています。
とはいっても、小さなお子さんたちですので、すぐにできる子はほとんどいません。
しかし、ご家庭や幼稚園、保育園、当教室などをご利用いただく流れの中で少しずつお子さんたちがあいさつという習慣を身につけていければと思っております。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所 STELLA KID 鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
→https://sites.google.com/view/stellakid
STELLA KIDのコラム“療育の扉”はこちら
→https://stellakid-column.hatenablog.com/
一般社団法人KID-Gのホームページはこちら
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住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
【体験・利用受付中】あいさつは大切です。
雑記
19/06/12 17:35