こんにちは。
児童発達支援事業所 STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室 木内です。
言葉の発達の遅れの原因として
「聞く」の部分でつまずいている可能性
「理解する」の部分でつまずいている可能性
についてこれまでお話をさせて頂きました。
今回は最後の「話す」の部分でのつまずきについてお話させて頂ければと思います。
【構音】
「話す」ためには「構音」が必要になります。
構音とは、ことばの音を作り出すことです。
発達と同様に「構音」の完成にも個人差がありますが、
一般的には6歳前後で構音が完成され、日本語の全ての音が正しく出せるようになるとされています。
構音には簡単な構音、複雑な構音があるのである程度の順序性があります。
【構音の発達の順番】
2歳代で パ行、バ行、マ行、ヤヨユワン、母音
3歳代で タ行、ダ行、ナ行、ガ行、チャ行
4歳代で カ行、ハ行
5歳代で サ行、ザ行、ラ行
の構音が完成するとされています。
【構音の発達を促すには】
・たくさん体を動かす
・食べ物をよく噛む
・うがいをする
・ペロペロ舐めることで舌先を動かす
・口から息を出すことを覚える(ストローでピンポン玉に息を吹きかけて動かす)
等が効果的です。
【器質的構音障害】
くちびる、下、口蓋、声帯などの発語器官が原因で構音にゆがみのおこる状態を器質的構音障害といいます。
口蓋裂(鼻腔と口蓋がうまく形成されなかったことにより口蓋に割れ目がある状態)等が当てはまります。
口蓋裂等が原因で構音がうまくいっていない場合もあります。
【おわりに】
言葉の発達に関して「聞く」「理解する」「話す」のつまずきについて
3回に分けてお話させて頂きました。
それぞれが独立して起こることもありますが、複合的に起きていることもあります。
言葉に関しては「言語聴覚士」という言語の専門家もいますので、
気になることがあれば相談してみてください。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
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言葉の発達 -話すー
雑記
19/06/13 08:46