こんにちは。
児童発達支援事業所 STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室 木内です。
以前、お子さんによっては
耳から入る情報の処理が苦手だけど、
目から入る情報の処理は得意、ということもあるとお話させて頂きました。
手に右利き、左利きがあるように、
目から入る情報(視覚情報)、耳から入る情報(聴覚情報)の処理には
視覚優位(目からの情報の処理が得意。耳からの情報(言葉など)の処理は苦手)
聴覚優位(耳からの情報の処理が得意。目からの情報(文字など)の処理は苦手)
があります。
乳児期はみんな視覚優位ですが、3歳ごろになってくると視覚優位なタイプ、聴覚優位なタイプが見え出してきます。
【うちの子はどっちのタイプ?】
おおまかな基準ですが、
視覚優位の場合
・絵本や図鑑を眺めるのが好き
・人見知り・場所見知りが強い
・一度行った場所や一度会った人をよく覚えている
聴覚優位の場合
・歌を歌うのが好き
・大きな音や特定の音を怖がる・嫌がる
・小さな音にも気づく
といった傾向があります。
WISC等の知能検査で視覚優位・聴覚優位を調べることもできます。
【視覚優位・聴覚優位だとどうなるの?】
例えば右利きの人が左手で文字を書くのは難しいですよね。
同様に、視覚優位のお子さんに言葉だけで物事を伝えようとすると、
お子さんがそれを理解するのは難しいです。
文字だけの説明では聴覚優位のお子さんには伝わり辛くなります。
また、手は意識すれば利き手と逆手を使うことができますが、視覚・聴覚は日常生活の中で意識的にどちらかだけを使うことができません。
そのため、視覚・聴覚の情報がありすぎることもお子さんの理解の妨げや負担になってしまいます。
【まとめ】
視覚優位だと
・目から入る情報の処理が得意
・言葉だけよりも絵カードなど視覚情報の方が理解しやすい
・視覚優位が強いと、目から入る様々なものの処理に追われてしまうので、注意力が散漫になることがある
聴覚優位だと
・耳から入る情報の処理が得意
・文字などよりも言葉などの聴覚情報の方が理解しやすい
・聴覚優位が強いと、耳から入る刺激に敏感になるので、大きな音や特定の音を怖がることがある
【おわりに】
腕に両利きがあるように、視覚・聴覚がバランス良く使えている人もいます。
お子さんが視覚優位なのか聴覚優位なのかを知っておけると、
お子さんにとって伝わりやすい伝え方を見つけやすくなります。
一度そのあたりを意識してお子さんの様子を見てみると
新しい発見があるかもしれません。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所 STELLA KID 鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
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STELLA KIDのコラム“療育の扉”はこちら
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住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
うちの子は視覚優位?聴覚優位?
雑記
19/06/14 17:54