こんにちは。
児童発達支援事業所 STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室 木内です。
当教室では療育の際に、お子さんにおもちゃの片付けをしてもらうようにしています。
はじめは片付けを嫌がるお子さんもいますが、何度か教室に通うとだんだん片付けに協力してくれるようになってきます。
家でもお子さんが自分からおもちゃを片付けてくれるようになると助かりますよね。
今回はお子さんが片付けに前向きになる方法についてお話させて頂ければと思います。
【何が問題になっているのか】
はじめにお子さんが「片付け」についてどこでつまずいているか確認してみましょう。
・伝え方の問題
「使ったものは元の場所に戻す」
「きれいにして」
こういった表現でお子さんに片付けを促している場合、もしかしたらそれはお子さんにとってわかり辛い表現になっているかもしれません。
「使ったものは元の場所に戻す」というのはよく片付けの際には聞く言葉ですが、お子さんにとっては「元々どこにあったのか」を覚えておくのが難しいのかもしれません。
あらかじめ何をどこに置いておくのかをわかりやすくしておくと良いかもしれません。
例)はさみ を置く場所に「はさみ」とラベルを貼っておく
「きれいにして」は「きれい」という言葉自体が曖昧な表現です。
例えば大人でも「ちょっと待って」の「ちょっと」は曖昧な表現です。
人によっては「ちょっと」は10秒かもしれないし5分かもしれません。
お子さんにとって「きれいにして」はどうしたら良いのかわからない言葉になっているのかもしれません。
「かいじゅうのおもちゃをおもちゃ箱にしまって」等、具体的な表現で伝えてあげることで、お子さんにも理解しやすくなるかもしれません。
・気持ちの問題
おもちゃで遊ぶことはお子さんにとっては楽しい時間です。
そんな楽しい時間を「片付けなさい」の一言で中断されることはなかなか受け入れがたいことです。
あらかじめ、片付けを始める時間をお子さんに伝えておくことで、気持ちの切り替えがしやすくなることが期待できます。
また、お片付けをしたらシールを貼ってあげる等のご褒美をあげることで片付けに取り組む気持ちになるかもしれません。
「どうして片付けないの」等、普段片付けが出来ていないときに怒られる、という経験が積み重なると、「片付け」そのものが嫌になってしまうこともあります。
はじめはうまく片付けられなかったり、しまう場所を間違えることもあるかと思います。
それでも片付けようとしてくれたことをしっかり褒めてあげる、認めてあげることがお子さんが自主的に「片付けよう」という気持ちに繋がっていきます。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所 STELLA KID 鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
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STELLA KIDのコラム“療育の扉”はこちら
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住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
おもちゃを片付けない
雑記
19/07/17 15:32