こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID鶴ヶ峰教室です。
前回は「お子さん一人ひとりの特性に配慮した支援をお子さんを取り巻くあらゆる環境で取り組まれることが難しい」というお話をさせていただきましたが、今回は前回を踏まえて、「何故早期療育が叫ばれるのか」というテーマでお話しさせていただきたいと思います。
ー早期療育によって得られるものー
早期療育が何故大切だと言われるのか。
それは大きく分けると3つの要素があると思います。
①二次障害を防ぐ
早期療育を勧める大きな理由の一つめは「適応障害」などの二次的な障害を防ぐ効果があるということです。
(適応障害とは)
特定の出来事や置かれている環境が、当事者にとって辛く耐え難いほどのストレスを感じさせるため、メンタルや行動面に不調やうつ症状、不安感、不眠や自傷行為、自殺行為など様々な症状が現れるもの
を指し、お子さんが抱える発達特性によって生じている苦手な部分が、これらの要因となるケースが非常に多くあります(人の気持ちを察することが難しい→良好な友達関係が築けず不登校になってしまう等)。
幼児期には幼児期なりの社会性が存在しますが、ある程度マイペースであっても笑ってすませることができます。
しかし、それが小学校入学と同時に
「45分の授業を1日に何回もじっと座って過ごさなくてはならない」
というルールに変わると、お子さんによっては過度のストレスを感じる場合があります。また、それでもマイペースに過ごしているとお友達や先生から非難を受け、お子さんの失敗体験につながり、適応障害などの二次的障害の要因となってしまう場合があるのです。
そうした問題を回避するためにも、「早期発見を行い、特性を正しく理解し、早期療育を実施する」ことが大切になります。
②早い時期から特性を理解することができる
早期に発達の凸凹を発見し、周囲を取り巻く環境がその特性や偏りに理解を示すことで、お子さんがより多くの時間を、特性に適した支援にあてることができます。
逆に、療育が必要であるにもかかわらず、適切な支援が行われないままでいると、先にも述べたように、凸凹を非難され、失敗体験を積み重ね、自尊心が下がっていってしまいます。
お子さんの成長はとても早いものです。
我々大人が一昔前と感じる間に、乳児期・幼児期・学童期、思春期…と、とても濃密な時間を過ごしてきています。その肉体的、精神的な変化に対応しながら、個々の特性に配慮するためには、早い時期からお子さんの特性を理解し、成長に寄り添うことでお子さんの成長にも対応した柔軟な支援が可能となるのです。
したがって、療育の必要性を感じた場合は、専門機関に相談するのは早ければ早いほど良いのです。
③保護者の子育て支援や相談支援ができる
お子さんが小さいうちに療育支援を受けるメリットは、お子さんだけではなく、保護者の方にもメリットがあります。
発達障害が近年話題になるようになったとはいえ、その理解はまるで十分ではありません。そのため、保護者の方々の中には「親のしつけが悪い」「甘やかしているからだ」など、非難を受けている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そうした保護者の方々が悩みを抱え、気持ちが沈んでしまうとお子さんにとっても良い影響はありません。
そんな時は同じようなお悩みを抱える保護者の方々とのつながってみてはどうでしょうか?身近に同じようなお悩みを抱えるお友達がいることで、心に溜め込んでいた不安や不満を吐き出しやすくもなりますし、先輩ママさん、パパさんから、「こんな方法を試したらうまくいった」なんてアドバイスをもらえることもあります。
また、児童発達支援事業所などでお子さんが療育をしている時間は、リラックスタイムと割り切って、のんびりくつろいだり、お買い物に出かけたりすることもできます。
早期療育によって得られるメリットについて最たるものをご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?
どれもお子さんの未来を明るくする上でとても重要な要素を占めていると思います。
もし、お子さんの発達に不安な点やご相談したい点があれば、なるべく早いうちに療育の扉を開いてみることをお勧めします。
ーまとめー
早期療育によって得られるものは
・今後起こりうる適応障害を回避できる
・失敗体験を減らし、自尊心の低下を防げる
・成長に寄り添った適切な支援に当てられる時間が増える
・保護者の気持ちを安定させる効果がある
・相談できる窓口が増える
・リラックスできる時間もできる
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所STELLA KID鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
→https://www.stellakid.com
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住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
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雑記
19/10/23 17:16