教室では、はじまりの会などで子どもの発達に応じた絵本や職員手作りの紙芝居を読んでいます。
先生、お友だちと一緒に絵本の中の発見を発表し合ったり、感想を述べたりしながらおはなしを楽しんでいます。
絵本を見ながら【物の名前の受容・表出】や【感情の理解】といったプログラムに繋げていくこともあります。
絵本は教材としても本当にいいものですね。
『絵本はいいもの』
これは、ほとんどの人が一般常識のように持っている価値観ではないでしょうか。
では、どのようにいいものなのか・・・
絵本はその本質を理解すると、さらに素晴らしいものになります。
絵本には幼児期に大切な3つの「育ち」と「体験」があります。
・心を育てる
・言葉を育てる
・感情を育てる
おはなしを通して想像力を養い、感情を豊かにする効果があります。
・愛情体験
・共感体験
・自尊体験
絵本を読み聞かせして貰うことで愛されているを実感し、同じ絵本を見ることで他者と共有することを学び、本を読むという営みを通して、自らが行っている活動に意味を見出し、自分を取り巻く環境への理解につながるのです。
「絵本に視線がいかない…」
「ことばが分かっていない…」
など、絵本を見ることが困難なお子様もいらっしゃいますよね。
そんなお子様にも、むしろ絵本は最適です。
共同注視が苦手な子どもは、保護者との体感の共有を繰り返し練習していくことが大切と言われます。
絵本であれば共同注視の練習になりやすく、興味を持った対象から言葉の理解を深めていきやすくなります。
文字が分からない子どもは絵を読んでいるのです。
まずは子どもの好きなものが描かれている絵本から試してみてください。
最後まで読む必要はありません。
子どもが飽きたら途中で辞めてもいいのです。
大事なのは、繰り返し読んであげるという行為です。繰り返しが子どもに見通しを持たせ、安定させます。
子どもはどの子も絵本が大好きです。
まだまだ未発達な子どもたちは普段の生活の中で叱られることが多いもの。子どもからすれば聞きたくない言葉ばかりでしょう。
ところが、絵本を開いて「むかーしむかし…」と読み始めると、楽しい言葉、美しい言葉が大好きな人の声でたくさん飛び出してくるのです。すると、子どもはとても幸せな気持ちになります。
だから、子どもは絵本が大好きなのです。
だから、『絵本はいいもの』なのです。
量や数は関係ありません。
今はただ、大人も子どもも絵本を一緒に読むことを楽しんでください。
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本当に「絵本を与える」とは、
教室の毎日
23/08/03 08:50