みなさま、こんにちは!八王子北教室の加藤です。
特集を行ってきた就学準備に関するブログも、今回で最後になりました!
最終回の今日は『学校生活』に繋がる指導例の第2弾です!
学校生活のルールについて、授業で困った時の対応、
そして学校生活初めての行事となる入学式の練習について取り上げます。
指導例① 学校のルール
学校生活では、守るべきとされるルールがたくさんあります。
そのルールの中には明確に決められたルールもありますが、
はっきりと伝えられることのない、暗黙のルールも存在します。
そのような暗黙のルールを言語化して、お子さまに合わせて確認するのがこのプログラムです。
1、ルールを知る
「黒板に落書きをしている場面」「友達が物を落としてしまった場面」「先生に怒られている場面」などの
学校生活場面のイラストを使用して、様々な場面でのルールを言語化して確認します。
これらの場面は明確に伝えられることは少ないけれど、どうすべきかということが決まっている場面です。
そのルールがどうしてあるのか、守られないと周りの人の気持ちはどうなるのか、合わせて確認します。
2、リハーサル
ワークシートなどを使用し、確認したルールを定着していきます。
3、実践する
確認した「学校でのルール」を「LITALICOでのルール」とし、指導の中で実践します。
指導例② 授業で困ったとき
学校生活の中心となるのが日々の授業です。
その授業の中で困ったことがあった時、どのように対応すればよいのかということを確認し、
練習するのがこのプログラムです。
1、困った場面でどうするのがよいか考える
「授業中にトイレに行きたくなった」「消しゴムを忘れてしまった」「後ろの友達に嫌なことをされた」
そんな授業中に起こりうる困った場面をイラストで確認して、どのように対応するのがよいか考えます。
ワークシートを使用して選択肢の中からよい対応の方法を選ぶ練習なども行います。
2、リハーサルをする
確認した場面のロールプレイを行い、困った場面で助けを求める練習を行います。
助けを求める方法は、お子さまの特性に合わせてカードを使った援助要求、
ボディサインを使った援助要求など、一人ひとりにあった援助要請の仕方を一緒に考えていきます。
3、実践する
LITALICOの指導の中で困ったことがあった際に援助要請をする練習を繰り返し行います。
始めは自分で助けを求めるのが難しいお子様も、先生からのヒントを得ながらだんだんと、
困ったときに一人で対応することのできる力を身につけていきます。
指導例③ 入学式
学校生活の始まり、そして学校生活初めての行事となるのが入学式です。
初めて登校する入学式の日を楽しく過ごすことで、
お子さまも自信をもってその後の学校生活を送ることができますよね。
そんな入学式に見通しをもって落ち着いて参加することができるように練習するのが、このプログラムです。
1、入学式を知る
入学式とは一体どのようなものなのかということを、イラストを使用して確認します。
何が行われてその時どうしたらよいのかということを、ひとつひとつ確認することで入学式への理解を深めます。
2、ポイントとなる部分を抜き出して確認する
座るときの姿勢、入退場の歩き方、起立や着席の声掛けに応じて立ったり座ったりするなど、
入学式の中で求められることをポイントとして抜き出して練習します。
3、リハーサルを行う
入学式の流れに沿って入学式のリハーサルを行います。
これまで練習したことを流れの中でも実践できるよう、確認を行います。
以上、学校のルール、困ったときの援助要請、入学式についての紹介をもって「就学準備」特集は終了となります。
全3回で紹介した就学準備のプログラムはLITALICOでできる就学準備のほんの一部です!
児童発達支援を行う八王子北教室では、
お子さまに直接支援をお届けすることができるのは、年長さんの年が最後になります。
だからこそ、ひとりひとりのお子さまに合わせたプログラムで、就学に向けて準備を行い、
自信をもって小学生になることができるよう、全力でサポートをしていきます!
今後も指導の様子や教室の様子を取り上げていくので、どうぞご覧ください!
キラキラの一年生に向かって…【就学準備特集】vol.3
教室の毎日
20/08/24 15:22