こんにちは!八王子北教室の加藤です!
前回は個別支援計画を立てるまでのアセスメント期の指導の様子についてごご紹介しました。
今回は個別支援計画が立った後の指導についてご紹介します!
支援計画が立った後は、お子さま独自の支援計画に沿った指導を提供致します。
そのため、今回ご紹介できるのはあくまで一例にはなりますが、指導のイメージが沸くヒントになったらうれしいです!
今回は指導の様子をより具体的にお伝えするために
Aちゃんというお子さまを設定してご紹介いたします。(※Aちゃんは架空の人物です)
Aちゃんは3歳。言葉の遅れが気になったことをきっかけにLITALICOに通い始めてくれました。Aちゃんはおままごとや動物が大好きです。
アセスメント期間を経てAちゃんの支援計画は大きく3つの柱で作成されました。
①要求や意思の伝達
②名詞の獲得
③体づくりのための粗大運動や微細運動
そんなAちゃんの指導の一部をご紹介します。
①ご挨拶
「始めます!」と元気よくご挨拶から始めます。
②型はめ(要求の練習)
お子さまの好きな動物の絵の型はめを行います。ここでは要求の練習が狙いとなるため、お子さまが「かして」ということができた時に型はめのピースを渡してもらえます。「かして」と言えたことをたくさんほめられるので、Aちゃんは「かして」と言って物をもらってという成功体験をたくさん積むことができます!
③クイズ(名詞の獲得)
Aちゃんの大好きなおままごとを使って果物の名詞を答える練習を行います。
始めにクイズは5個行うことを伝えられ、見通しをもってクイズに取り組みます。
全て答えたらおままごとで遊ぶことができる約束をしているので、Aちゃんは意欲をもって取り組むことができます。わからないときには選択肢を教えてもらったり、語頭音(りんごの「り」など)を聞くことによって必ず「できた!」で終わることができるようにします。
④サーキット(粗大運動)
平均台を渡り、トンネルをくぐって、トランポリンでジャンプします。
全身を使った運動で体全体の使い方を学び、筋力を付けることにつなげます。
体の筋力を付けることで体幹が強くなり、姿勢保持などにもつながるため、小学生になって授業を椅子に座って聞くことにもつながっていきます。Aちゃんは体を動かすことが好きなので、とても楽しそうに取り組んでいます。
⑤休憩(自由遊び)
様々なおもちゃの中から好きなおもちゃを選び、指導員とやり取りをしながら自由遊びを楽しみます。自由に遊ぶ時間ではありますが、「かして」の要求を実践したり、指導員とのやりとりの中で遊びの幅を広げるなど、この時間も大切な指導の一環です。
このように指導を進め、後半にも3つ程度の課題を行うことで45分間の指導が終了します。
その後保護者さまと15分程度今日の指導の様子や最近のお家でのご様子をお話しさせていただき、次回以降の指導に取り入れていきます。
今回ご紹介させていただいた例はほんの一例ではありますが、お子さまの好きなものや楽しいと思えるプログラムの内容を大切に、獲得したいスキルを練習していくことは、どのお子さまの指導においても共通しています!
指導の内容に関して、何か気になることがございましたら、
いつでもご連絡お待ちしております。
日々の指導の内容についてvol.2
教室の毎日
20/09/23 18:54