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きりんのあくび kids ながせのブログ一覧

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自閉スペクトラム症

教室の毎日
『自閉スペクトラム症(ASD)』
という言葉を聞いたことはありますか。

社会的なコミュニケーションや他者とのやりとりに苦手さを感じていたり
興味や活動が偏るといった特徴を持っている方を「自閉スペクトラム症」(ASD)と呼ばれることがあります。

主に、特性とされているのが
大きく3つに分類された特徴で
『ウイングの三つ組』と言います。

①社会性の特徴
②コミュニケーションの特徴
③想像力の特徴

に分類されるようです。

この障害を「個性」と呼ぶ人もいますが
ASDは脳機能の障がいの為、「個性」はもっと他にもあるのではないかと『きりんのあくび』は考えています。

なので、私たちは必ず、新しい職員などが入職されると
「ASDの特性」から学びます。

学ぶことで、欠如した「個性」ではなく、その児童1人1人の
「個性」を見つけれると信じているからです。

また、ASDには感覚を上手に統合することが苦手な児童もいます。

「感覚調整障がい」
①感覚防衛障がい
②重力不安
③動きに対する嫌悪反応
④感覚刺激に対する低反応

など分類され

自分の動きに対して、身体に嫌悪反応を起こしてしまいます。
(快、不快には脳の扁桃体が関係していると言われています。)

例えば、階段の昇降が難しい、エスカレーターが苦手など。
嫌な児童は電車の揺れも「怖さ」に感じてしまいます。

上記写真の児童も
公園は好きだけど、山公園の下りの階段に苦戦していました。

手を繫いでいても、引っ張られると思ってしまって
人とのやりとりが難しくなってしまったり………。



そんな時に、感覚調整障がいの知識が役に立ちます☺

まずは興味を作ってあげること‼
そして、無理強いはせず
あくまで、自分で「やろう!」という気持ちのサポートをしてあげること(^^♪

Aくんはこの後、階段にお尻を付けながら
大好きな遊具まで
ひとりで進んでいきます。

やった!到着です‼

この経験が、嫌悪反応の不快から「快の感覚」に変化し
脳が大丈夫と思うと、スタッフと手を繫いで降りたり、信頼性が生まれます。

そのような体験が新しい『参加』に繋がっていくんでしょうね。

自分の人生だ‼
自分で決めたいよね☺

その先に
きっと「個性」を活かす時が来る(^-^)

きりんのあくび

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