柔らかいフェルト生地で手づくりされた木。
両面マジックテープでリンゴが木に“なる”ように張り付けることができます。

幹の部分に数字パーツ(黄色い丸に赤い数詞)を貼って

『〇個なるように貼り付けよう』
と言葉がけしたり

あらかじめリンゴを張り付けておいて
『リンゴ何個？』
と数字パーツから選んでもらうこともできます。

前者は,“抽出”(量感のイメージ／数量の理解と操作／数詞と量の対応)
後者は,“計数”と基数性(1対1対応／数詞の順序理解／集合を数で表す力)

が試され,数の概念形成にとても大切な力です。

でもこの手づくり教材の良いところは,
親しみやすさや自由度。
張り付けるというそのものの操作性を楽しむこともできるし
数詞をよく見て違いを感じたり,
木から採ったリンゴを“食べる”という生活的な遊びの要素も自然と入れられること。
あえてリンゴを裏返し張り付けずに木に置いて…
何をしているのかな？と観察していると,ひょいと裏映えして「落ちりんご！」と見せてくれました。


生活に根ざした遊びと,今後の発達段階でより抽象度の増す“教材”や“教具”を,楽しい見通しをもって結びつけることができるところに,大きな魅力があると感じています。



コアキッズでは,手づくり,市販の玩具・教材・教具を使って,お友だちの〇〇したいという思いと今向き合いたい課題を撚り合わせたオーダーメイドの支援を心がけています。
保護者様には,その日どんな場面で,どんな風に取り組んだか,丁寧にお伝えしていきます。

※写真の掲載について,保護者様より事前の承諾を得ています。