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偏平足のおはなし①~アーチの働きと原因~

子どもの発達
こんにちは!エコルド盛岡茶畑教室、理学療法士の伊勢です。
冬休みも終わり、3学期が始まりました。
東北の冬はここからが本番…!!
そんな寒さにも負けず、教室では転がしドッチボールがブーム♪
子どもたちも職員も、毎回汗だくで楽しんでいます(;’∀’)

さて、今回のテーマは『偏平足(へんぺいそく)』。

私が子どもたちと関わるようになってから、
「意外と偏平足の子、多いな…」「日常的にもっと高頻度でケアしてあげたいな…」
と感じることがよくあるんですが、実際の個別療育だけでは全然時間が足りず…

足の機能がどれほど大事で、改善するには日常の意識がどれほど大切なのか、
みなさんにぜひ知ってもらいたい(´;ω;`)ウッ…!!
ということで、前編と後編2回のブログに分けてお話していきます!
第1回はアーチの機能と偏平足になる原因について。

そもそも偏平足とは??
“平らに偏る足”と書きますよね。
文字通り、足(の裏)が平ら過ぎることです。

足の裏には、土踏まずを含めた3つの“アーチ”があります。
このアーチが『バネ』や『クッション』のような働きをしてくれるおかげで、
歩く・走る・跳ぶ・背伸びなどの動きができているんです。
【アーチの働き】
・衝撃の吸収と分散
・全身の負荷の軽減
・バランスの補助
・踏み返しの補助(床からの反発を推進力に!) 
→怪我の予防やパフォーマンスアップを助けてくれる重要な役割をもっています◎

アーチを形成しているのは、足の骨をつなぐ靭帯や、すね・ふくらはぎ・足裏の筋肉。
歩行を獲得することで、これらがバランスよく発達し、正常に近いアーチが形成されます。

一方、この靭帯や筋が低緊張あるいは筋力不足の場合、アーチが形成されず、平らな足になってしまいます。
こうなると、アーチの機能が発揮できず、動きのぎこちなさ、転びやすさ、疲れやすさに繋がってしまいます…。
これが偏平足です。

【偏平足の原因】
・先天的な筋の低緊張
・足の関節の不適合や変形による筋発達のアンバランス
・上記を促す姿勢の習慣(ぺたんこ座りなど)
・アーチを支える筋力の未発達や低下(または使いすぎ) 
・歩行など粗大運動の獲得の遅れ
・足指の活動不足

原因はさまざまですが、あきらめるのはまだ早い!
子どもたちはまだまだ発達段階です。
まだ使えていない、覚えていない機能を、使える機能に変える環境作りが肝心です〇

では、どんなことをしたらいいの??
ということで、今回はここまで(^_^;)
次回!『予防・対策編』で詳しくお話していきますね~

「足裏をべたべたとついて走る」「ジャンプが高く跳べない」「つま先立ちができない」
などのお悩みがある際は、ぜひ参考にしてみてください。
教室で実施しているものからご自宅で簡単に実施できるものまで、できるだけ多くご紹介できればな~と思っていますので、お楽しみに☆

エコルド盛岡茶畑教室では、専門療法士が個別で機能訓練を実施中!
お悩みに対するアドバイスにも対応しております。
ぜひお気軽にご相談ください(*^-^*)

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