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偏食について①

教室の毎日
こんにちは!姫路教室です。
来年度LITALICOでは新しくおやつの時間を導入する予定です!
そこで、今以上に『食』にもフォーカスを当てて支援をしたいと考えています。

まず、よく親御様や園の先生からのご相談で耳にするのが『偏食』です。
「〇〇しか食べられないんです…」
「あたたかいものしか食べられなくてお弁当に苦戦してます…」
「細かく切ってないと食べることを拒否するんです…」
といったご相談に、LITALICOのST(言語聴覚士)の資格を持ったスタッフからのアドバイスをご紹介します!

偏食の原因は様々ですが、よくある3つの原因をご紹介します。
①口腔機能の問題
②想像の特異性の問題
③感覚的な問題


①口腔機能の問題
お口の中の発達が遅れていることにより、お子さまが特定の食べ物について食べづらさを感じてしまい、自身が食べやすい食べ物ばかり偏って食べるといった様子が多くみられます。
(例)
・前歯で食べ物を噛み切ることができても奥歯ですりつぶせないため、繊維質な野菜や硬い物を避け、バナナやポテトなど軟らかいものを好んで食べる。
・舌が左右に動きづらいことで歯の上に食べ物が上手くのせられず、『すり潰す➡唾液でひとまとめにする』といった動きが難しいため、丸呑みが難しいパンなどの食材を避ける。など

②想像の特異性の問題
「初めての食べ物は怖くて食べられない」「緑の食べ物は変な味がする」などお子さまの想像をもとにした『こだわり』により、生理的に食べられないといった様子が多くみられます。
(例)
・白いご飯はおうちでしか食べられない。
・茶色い食べ物は気持ち悪くて食べられない。など

③感覚的な問題
特定の感覚(味、匂い、触感、温度など)に過敏さがあるなどで、特定の食材や調理方法のものが食べられないといった様子が多くみられます。
(例)
・サクサクした触感の衣が口の中に当たるのがつらく、揚げ物が食べられない
・温かいごはんじゃないと食べられない。
・すっぱいものは舌がぴりぴりして食べられない。など

このほかにも栄養的な視点の問題や、食具が上手に使えないから特定の食材を避けるなど、様々な理由があります。次回は、そういった偏食に対してご家庭などで取り組めるアプローチ方法をお伝えします。

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