暦の上では「立秋」を過ぎましたが、連日暑い日が続いています。みなとす綱島店では、今週は夏のイベント週間。プレイルームではお子さまたちの楽しそうな声が響いています。
さて、今日は感覚統合のお話です。 「感覚」は何となくわかるけど、それを「統合」するってどういうこと?と思いますよね。簡単に言うと、五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)をはじめとする複数の感覚を整理したりまとめたりする脳機能を育てることです。
ひとは成長発達するにつれて、遊びや日常生活の中でその脳機能もバランスよく育っていくのですが、そこには個人差や経験差もあります。この「感覚統合」がうまく機能しないと、感覚刺激に過剰に反応したり、逆に感じ方が鈍かったりします。感情や運動、言葉の獲得などにも影響する場合もあります。そんなときに遊びの中でその感覚に働きかけることで、その発達を促すのが感覚統合のための活動です。
みなとす綱島店では、療育の前半はプレイルームで、身体を動かすことを中心に感覚統合支援を行っています。
写真はその運動療育に使う用具、名付けて「バランス3きょうだい」です♪
①バランスボール(ピンク色)
おなじみバランスボールは、大きいボールというだけでもお子さまたちはテンションが上がります。 転がしたり投げてキャッチしたりすることから始め、座れるお子さまには腰をかけて自由にはずんでもらいます。慣れてきたら、リズムに合わせてみたり、足を閉じたり開いたりしたり、手の動きを合わせてみたり。
背中をボールに乗せるようにして気持ちよく背筋をのばしたり、お腹で乗って前に移動してまた戻るを繰り返したりと、そのお子さまに合わせて色々なバリエーションを提案します。
②バランスボード(水色)
そのまま立って乗って、左右に揺れたり、前後にゆれたり。お子さんによっては、すっぽりゆりかごの様に寝転んで揺れるときもあります💕
揺れにあらがうように体の向きを調整する、いわゆる体幹の力が必要になりますね。
③バランスストーン(赤青黄色)
色々な色、大きさのものを並べて、跳び石のようにしてわたります。そのお子さまに合わせて、間隔をせまくしたり、数を調整したりします。簡単にできるお子さまには、特定の色をとばして渡る、目をつぶってみるなどタスクを増やすことで脳への刺激になります。
他にも、ハンモックで揺れる、音楽に合わせて体を動かす、外で思い切り走る、高い所から跳ぶなど、普段の遊びの中でも感覚統合に役立つものがたくさんあります。 ぜひご家庭でも一緒に楽しめる物を見つけて見てください♪
🍉バランス運動いろいろ🍉
minatosの療育
24/08/14 16:31