こんにちは。都筑区の放課後等デイサービス FORTUNAです。
その日も1日の仕事を終え、「嫌だったこと」「忘れてしまいたいこと」を全て水に流すために風呂に浸かっていました。利用時間も閉店時間から逆算し、お客さんが少なくなる時間に利用するようにしていました。
当然、浴槽は家よりも大きく足を伸ばすことが出来ます。他のお客さんもほとんどいなので、浴槽内でストレッチすることも出来るので、嫌なことを忘れるために黙々とストレッチをし、目を瞑って深呼吸をしていました。
そんなとき、風呂場に妙な雰囲気を感じ、目を開けました。
人も少なく、いつも静かな風呂場が何かザワザワとしています。私は浴槽の端におり、横は壁なので向こう側が見えないのですが、どうやら壁の向こう側にあるサウナか水風呂あたりで何かが起こったようで、色々な人がそちらを凝視しています。
最初はあまり気にしてなかったのですが、あまりの違和感に「なにかな?」と浴槽からサウナ側を見てみることにしました。
その時、目に飛び込んできたのは、サウナ前で全裸で大の字に倒れている高齢者を4人の大人が取り囲んでいる光景でした。
「え!」と思わず思ったものの、4人のうちの一人はスタッフだったので、「まあ、いいか。他に大人もいることだし」と思い「大丈夫かな?」と心配しながら、浴槽から身を乗り出して様子をみていました。
しかし、スタッフの顔は青ざめ(アルバイトの大学生でした)大人の誰一人も救護措置をとる気配が全く見られません。
「おいおい。大丈夫か?」と思って見ていると、その4人の大人のうちの一人がたまたま知人で、「あ!先生」と大きな声を掛けてきました。
呼ばれてしまったので無視することもできず、浴槽から出て「一体どうしたの?」と状況を把握をすることにしました。
彼の話によると、「この高齢者の方がサウナ内で寝ていると思っていたのですが、あまりにも長時間で様子が変なので声を掛けたら意識がないので、慌ててサウナの外に運び出し、スタッフを呼んだんです」ということでした。
意識がないと聞いて、その高齢者に肩を叩きながら耳元で声を掛けました。反応はありません。これはただ事ではないぞと思い、気持ちを緊急モードに切り替え、頭の中で救命救急措置の手順を猛スピードで思い出しました。
それと同時に素早く救助の指示を出そうとして、顔をあげたのですが、そこには青ざめた顔のスタッフ一名と私の知人の計二名がボーッと突っ立っているだけでした。あとの二人はいなくなっていたのです。
では、風呂にいる他の人たちはどうしていたか。遠巻きに見ている、いわゆる野次馬的な人は大勢いましたが、明らかに関わりたくないオーラが出ていて、風呂を出ていくのが見えました。
でも中には倒れている人の真横を普通に通ってサウナに入っていく人もいました。この時、現代の人間の人情味のない、いやらしいところが凄く見えました。<なんと信じられないことに、真横を通ったのは現役の医師で、倒れている人を一瞥しただけで普通にサウナに入っていきました>
スタッフに「救急車は呼んだの?」と聞き、「はい。呼びました。10分以内に来るそうです」と答えがあったので、「大至急、AEDを持ってきて」と頼みました。
知人の若い男性は、真っ青な顔をし「この人、死んじゃうんですか」と情けない声で聞いてきます。
その言葉に答えることもなく、「10分か。長いなあ。まあ、やるしかない」と、覚悟を決めました。
<続く>
放課後等デイサービス FORTUNA
その日も1日の仕事を終え、「嫌だったこと」「忘れてしまいたいこと」を全て水に流すために風呂に浸かっていました。利用時間も閉店時間から逆算し、お客さんが少なくなる時間に利用するようにしていました。
当然、浴槽は家よりも大きく足を伸ばすことが出来ます。他のお客さんもほとんどいなので、浴槽内でストレッチすることも出来るので、嫌なことを忘れるために黙々とストレッチをし、目を瞑って深呼吸をしていました。
そんなとき、風呂場に妙な雰囲気を感じ、目を開けました。
人も少なく、いつも静かな風呂場が何かザワザワとしています。私は浴槽の端におり、横は壁なので向こう側が見えないのですが、どうやら壁の向こう側にあるサウナか水風呂あたりで何かが起こったようで、色々な人がそちらを凝視しています。
最初はあまり気にしてなかったのですが、あまりの違和感に「なにかな?」と浴槽からサウナ側を見てみることにしました。
その時、目に飛び込んできたのは、サウナ前で全裸で大の字に倒れている高齢者を4人の大人が取り囲んでいる光景でした。
「え!」と思わず思ったものの、4人のうちの一人はスタッフだったので、「まあ、いいか。他に大人もいることだし」と思い「大丈夫かな?」と心配しながら、浴槽から身を乗り出して様子をみていました。
しかし、スタッフの顔は青ざめ(アルバイトの大学生でした)大人の誰一人も救護措置をとる気配が全く見られません。
「おいおい。大丈夫か?」と思って見ていると、その4人の大人のうちの一人がたまたま知人で、「あ!先生」と大きな声を掛けてきました。
呼ばれてしまったので無視することもできず、浴槽から出て「一体どうしたの?」と状況を把握をすることにしました。
彼の話によると、「この高齢者の方がサウナ内で寝ていると思っていたのですが、あまりにも長時間で様子が変なので声を掛けたら意識がないので、慌ててサウナの外に運び出し、スタッフを呼んだんです」ということでした。
意識がないと聞いて、その高齢者に肩を叩きながら耳元で声を掛けました。反応はありません。これはただ事ではないぞと思い、気持ちを緊急モードに切り替え、頭の中で救命救急措置の手順を猛スピードで思い出しました。
それと同時に素早く救助の指示を出そうとして、顔をあげたのですが、そこには青ざめた顔のスタッフ一名と私の知人の計二名がボーッと突っ立っているだけでした。あとの二人はいなくなっていたのです。
では、風呂にいる他の人たちはどうしていたか。遠巻きに見ている、いわゆる野次馬的な人は大勢いましたが、明らかに関わりたくないオーラが出ていて、風呂を出ていくのが見えました。
でも中には倒れている人の真横を普通に通ってサウナに入っていく人もいました。この時、現代の人間の人情味のない、いやらしいところが凄く見えました。<なんと信じられないことに、真横を通ったのは現役の医師で、倒れている人を一瞥しただけで普通にサウナに入っていきました>
スタッフに「救急車は呼んだの?」と聞き、「はい。呼びました。10分以内に来るそうです」と答えがあったので、「大至急、AEDを持ってきて」と頼みました。
知人の若い男性は、真っ青な顔をし「この人、死んじゃうんですか」と情けない声で聞いてきます。
その言葉に答えることもなく、「10分か。長いなあ。まあ、やるしかない」と、覚悟を決めました。
<続く>
放課後等デイサービス FORTUNA