こんにちは! 都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。
それでは、カウンセリングマインドにおける解決像についてお話しします。
問題行動がみられない子どもでは解決像の考え方として、その児童の問題がすべて解決したら、どのようになっているかを出来るだけ詳しく想像してもらうのですが、問題行動がみられる子どもの場合は先生たちが教室、家庭、学校での様子を出来る限りヒアリングして、保護者の考え方を尊重しながら作り上げていきます。
保護者の方とのヒアリングにおいてある程度の解決像が出来上がったら、次にその解決像を実現するためのゴールをできるだけ具体的に作るようにします。ここで気をつけなくてはならないのが、ゴールは解決像に至るための最初の1歩であり、ゴールは次の1歩、解決像はその先のものというイメージを持つことです。
ゴールについては、できるだけ肯定的な簡単な言葉で表現したほうが良いと思います。例えば「〇〇しない」などのような言葉ではなく、「△△して」というような表現です。
このようにして身近なゴールをつくり、そのゴールに到達したら新しい身近なゴールを設定します。それを繰り返しながら少しずつ解決像に近づけていくという感じです。
しかし、もし、ゴールに到達できなかったならば、どうすればよいのでしょうか?
まず、なぜゴールに到達できなかったのかを考えてみましょう。大抵の場合、ゴールの設定に無理がある。不適切なゴール設定である場合が多いです。そんな時は、焦らずにもう一度考えて、ゴールを設定し直す必要があります。
”上手くいかない場合は行動を変える必要がある”という解決志向型アプローチのルールがあるのです。
そのルールには、
・上手くいっているなら変えない。
・1回やって上手くいったならば、それをまたやってみる。
・上手くいってないなら、今までと違うアプローチをする。
があります。
解決志向型アプローチとは
・「解決」について知るほうが、問題と原因を把握することより有用。
・ 変化は絶えず起こっていて、それは必然である。すなわち、世の中に変化しないものはない。
・ 小さな変化は、大きな変化を生み出す。すなわち、小さな変化を起こすことで大きな変化につなげることができる。
・ 子どもは、自分自身の問題解決のための資質をもっている。
という考え方なのです。
この考え方は決して問題がある子どもだけについてのことではありません。子どもたちの生育についての一つの考え方なのです。
次回はこの考え方にもついてもう少し掘り下げてみましょう。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA (センター北・中川)
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22/01/22 14:18