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【制服やジャージを嫌がる?🤔】

教室の毎日
制服やジャージを嫌がる背景には、
触覚に対する過敏さが関係しているかもしれません。

私たちは洋服が肌に触れているという感覚を
服を着た直後は意識しますが、
すぐに「慣れ」によって意識しなくなってしまいます。

しかし、
このような抑制機能がうまく働かなかったり慣れが
起きにくい子どもたちの場合、
いつまでも服を着ることに伴う不快な触覚を感じ続け、
苦痛となるために「その服を着たがらない」
という状況になっているかもしれません。

制服やジャージといっても色々なタイプが
あると思いますので、
ここでは一般的な対応についてお話します。
・生地の素材の感触が嫌なのか
・ごわごわした着心地が嫌なのか
・襟や袖口が触れる感触が嫌なのか
・ウエストの締まる感覚が嫌なのか
などもう少し細かく理由を探ってみましょう!

理解しにくいことなのですが、
「慣れ」が生じにくくいつまでも不快な感覚が
続くということは、本人にとってはかなりのストレスなのです。

対応としては、
本人が受け入れやすい生地の素材について配慮したり、
縫い目が当たらないように工夫することに加え、
おさがりの活用も役に立つことがあります。

圧刺激を加えることで過敏さや不快感が
軽減される場合がありますので、
体全体を圧迫するような素材の下着や服を
制服の下に着るのもいいかもしれません。
また、襟が不快な場合はハイネックの柔らかい下着を着たり、
袖口が不快な場合は折り曲げて着るなどの
工夫もできるかもしれません。

情緒が不安定だと過敏傾向も高まりやすいので、
入学当初や進級によって環境が変わるような時は
落ち着かないものです。
学校生活のリズムや見通しがもて、
気持ちが安定した時期になれば、
制服を着ることにも挑戦できるかもしれません。

感覚過敏への対応の基本は
「不快な刺激を取り除いて安心感をつくる」ことです!
まずはお子さんの「触覚過敏」という感覚特性を
家族や学校の先生やお友達など
本人を取り巻く人たちに理解してもらうことが大切です!

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