感覚統合について
教室の毎日
22/06/08 19:16
皆さんこんにちは!
ナーシングサポート前後です。
今日は感覚統合についてお話させて頂きますね!(^^)!
私たちは現代社会に生きている中で、素足で過ごす時間が減りましたよね。
例えば、芝生の上をはだしであるいたり、サラサラの砂浜の上をはだしで歩くと気持ちよかったり、くぐったかったりしますよね?
発達に遅れを持つ子の中には、つま先で歩いたりする子が見られます。
なんでつま先歩きが多いのか…?
それは…
★足の裏や踵に何らかの感覚の過敏があり、地面に足がつくことが不快に感じてしまいます。そのため、嫌な感覚を避けようとして踵を上げてつま先歩きをしてしまうことがあります。
逆につま先に過敏がある場合は、重心を踵に置いて、つま先を上げて歩く子もいるそうです。感覚過敏があり、つま先立ちを続けた結果として筋肉が緊張がちになり関節の動きが硬くなってしまうことに繋がることもあります。
★感覚過敏とはまた違った感覚の特性があります。人それぞれ「心地よい」と感じる感覚は様々で、発達に特性を持つ子たちの中にはつま先立ちの感覚を好む場合があります。心地よい感覚を味わうためにつま先立ちやつま先歩きをしていると考えられます。気に入った感覚をなんども繰り返す「常同行動」と呼ばれる状態と言えます。この場合にも慢性的につま先歩きが続くことで、関節の動きが硬くなってしまうことがあります。
感覚過敏に対しては、アスレチックや芝生、マットやクッションなど様々な足場の上で遊ぶこと、足の裏をくすぐったり揉んであげたりして感覚に慣れさせてあげることなどがあります。
ナーシングサポート前後ではこういった感覚のお困りごとを解消するために、感覚統合の体操を行っていますよ。
今回は足裏の事をお話しましたが、この子はなんでこんな行動をするんだろう…と思う所も沢山あると思います。
全てに答えがあるとは言い切れませんが、感覚の交通整理を行う事で、行動面にもいい影響を及ぼしてくれると思いますよ!