・7年半前に、当時、僕が勤務していた北海道立女性相談センターで、「こころとそだちのクリニツクむすびめの」の田中康雄Dr.に、「精神障害や発達障害等を抱える人たちの心理とその支援」というテーマで講演していただきました。
・その講演録を読み直していて、どの言葉も身に沁み、心に沁みるものですが、その中で、今の僕の児童デイサービスの療育にとって大切な文言を集めてみました。
※「子どもたちが求めているのは『24時間のケア』より、『暖かく、心配った日々の生活』の保証であり、それは豪華さよりも静謐さである。
※子育ては、子どもの様子、成長に応じて手探りで行うべきもので、不安や苦悩がつきまとう。故に、うまくいったときには、格段の喜びがある。
※職員が、目標に向けた子育て支援でなく、一期一会の日々の出会いを、いかほどに大切に、共に過ごすかが問われているように思われる。
※「技術」ではなく、「生き方の伝授」ではないだろうか。
※本州の人が北海道の言葉や文化を知るため、地域の生活に入っていくように、その子を知り、応援するためには、その子の生活や心に入っていく必要がある。
※日々の生活を大事にしなければならない。
※発達障害も不適切な育ちも、彼らの日常に長く寄り添うことなく、それを判別するには限界がある。
※「過去」に注意と関心を抱きつつも、そこに焦点を当てるより、これからの成長を「護り抜く」という「明日への思い」を持って対峙することである。
※いわゆる「希望を処方することである。」
★今、自分が何をしなければいけないのか、
改めて考えさせられました。
★子どもたちへの発達支援、そして、家族の方への家族支援を行うのが、児童デイサービスの重要な役割ですが、それを行うためには、子どものことをよく知り、家族のことをよく知り、その子の生活や心に入っていく努力が必要だということを肝に銘じなければいけないと思いました。
・今、こぱんはうすさくら札幌太平教室を利用している子どもたちの心の中に住めるように、
そして、その子達を護り、明日の希望を一緒に探し、それに向かって、ご家族の方と伴走できるように、日々の努力を怠ってはいけないと思っています。
★子どもたちの目線で子どもたちに向き合い、寄り添い、共感し、また、ご家族の方の喜びや悲しみに共感できるように、日々の出会いを大切にしていきたいと思います。 但田たかゆき
【あたりまえのことをていねいに】NO1
教室の毎日
22/10/30 19:58