児童発達支援事業所
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【送迎あり】 こぱんはうすさくら 札幌太平教室

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⑤【嘘をつくということ~5歳の時に僕がついた嘘】〜その5

教室の毎日
~ 「虚言癖」って、本当にあるの?
 「虚言癖」という言葉がある。
 そこには、「しょっちゅう嘘をつき、それが習癖になっている」というニュアンスがある。
また、「嘘をついても平気で、何とも思っていない」という意味がこめられていたりする。
 でも、「青い鳥」の村内先生が言っているように、また、「虐待防止事例集」に書かれているように、「寂しいから嘘をつく」のだと思う。
「ひとりぼっちになりたくないから嘘をつく」のだと思う。
「回りの人の軽蔑や憎しみを避けようとして嘘をつく」のだと思う。
 また、誰かを守るために嘘をつくこともある。
 たしかに、悪意の嘘もある。人を陥れるために嘘をつくこともないわけではない。
 僕は小さい頃から何度も嘘をついてきたし、また、他人の嘘で傷ついたこともある。
 でも、嘘をついたとき、いつも僕はドキドキしていた。いつバレルかとヒヤヒヤしていた。子どもの頃は、今考えると、やっぱり寂しかったのだろうと思う。
 母にも、学校の先生にも、好かれているんだという実感はなかった。
 幼稚園や学校で問題が起きるたびに、
「またおまえか」
「またあなたなの」
「どうして、いつも……」
と言われた。いつも追及の視線を感じていた。そして、友だちを求めた、僕は長男で一番上だったから、お兄ちゃんのような人を求めた、お姉ちゃん的な人を求めた。 
 中学になり、卓球部に入ったが、先輩といるのがとても嬉しかった。みんな優しい先輩で、イジメとかしごきとかとは無縁だった。先輩といっしょに練習をするのが、そして、試合で先輩の応援をするのが嬉しかったことを今でも覚えている。そこで僕は救われたのかもしれない。
 また、話がそれてしまった。
 子どもは、誰も嘘をつきたくてついているのではないと思う。嘘をつかざるを得ない気持を分かってあげる必要がある。
 数年前、インターネットで「嘘」を検索したら、こんな文章を見つけた。

○ □□君は友だちにもらったものを「拾った」と嘘をついたのだが、なぜありのままを言えなかったのかを考えなければならない。 
○「子ども同士で勝手に物のやり取りをしてはいけません」と、母親に普段からきつく言われているのならこの嘘は出ても不思議はない。
○子どもが本当のことを言う気持ちになったのは、絵本の読み聞かせのお陰かも知れない。
お母さんの優しい声のひびきを聞くうちに気持ちが開放されて素直になり母親の穏やかさに動かされて本心を話したのだ。
☆「そうだったの、□□もキーホルダーが欲しかったんだね、嘘をついたことはいけないけれど、ずっと隠さないで本当のことを言ってくれてありがとう」と、両手をぎゅっと握って親の気持ちを伝えることが必要だったのだ。
☆お母さんが共感を示し嘘を許してくれたと思うと、子どもの内面には素直で正直な心が芽生えるものである。
★大人であれ子どもであれ、人間は自分の過ちを許されて反省する気持ちになれるのだ。
★子どもの嘘や盗みなどは、親との触れ合いを求めるサインであったり何かの不満やストレスの解消であったりするもので、強く叱ったり叩いたりして直るものではない。
★親がせっかちに一回で分らせようと、怒鳴ったり暴力を振ったりすると、
そのつらさや怖さから逃れるために「ゴメンナサイ、モウシマセン」とうわべだけの反省はして見せるが、また嘘を繰り返す例は子どもによくあることだ。
★子どもは、叱られたり叩かれたりすると表面的には「よい子」になって見せても、善悪の判断力が身に付いたとはいえない。
大人の力と子どもの体力が接近したり逆転した時にその「しつけ」はもろくも崩れるのである。
…… 次回に続く ……
◆但田たかゆき
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