体幹トレーニングと聞くと、体育会系のストイックな人が額に汗をかきながら、もくもくとこなしているようなイメージがありますが、ユリシスのはちょっと違う。
子どもたちが楽しく取り組める「体幹とれーにんぐ」なんです。モリモリきんにくんは、少しでも柔かい雰囲気を伝えたいだけなので言葉自体に特に意味はありません。
そもそも体幹とは、首から上、腕・足を除いた部分のことを言います。胸や背中などの大きな筋肉、肩関節・股関節まわりの小さな筋肉まですべて体幹であって、それらを鍛えるのが体幹トレーニング。
体幹を鍛えることで筋肉のバランスを整え、体全体が安定するというメリットがあります。
日常生活では、筋肉がつくことで疲れにくくなったり、腰痛予防、姿勢の崩れを防ぐ、ケガ予防、転倒予防などのメリットもあると言われています。
子どもに置き換えてみると、正しい姿勢を維持できる、運動能力が上がり遊びの幅が広がる、怪我をしにくくなる、集中力が高まる、疲れにくくなる、など様々な効果が期待できます。
また体幹を鍛えるための運動によって脳を刺激することになるので、固有感覚、平衡感覚、集中力、抑制力、協調性、記憶力、適応力、判断力、社会性、リズム感など、様々な能力の向上も期待できます。
人間にとって体幹ってとても大事なんですね。
ユリシスでは、定期的に5分程度の「体幹とれーにんぐ」を行っています。トレーニングと聞くと大変なイメージですが、全然そんなことありません!むしろ、みんな楽しんでやってくれます♪
メニューはこんな感じ。
1、V字バランス10秒
床にお尻を付けたまま、かかとを浮かせて両手を伸ばしてバランスをとる
2、V字バランスで自転車こぎ30秒
V字バランスで自転車をこぐ真似をする
3、三角バランス10秒×2
体を横向きにして片手で体を支える。右手→左手
4、正座からのジャンプ×3
正座からジャンプしてびしっと立つ
5、カエルバランス10秒
座位から両手を床につけて、前のめりに体を支える
6、カエルジャンプ拍手×5
床に両手を着けたまま、前のめりにジャンプして足の裏をバチン
7 、かかしバランス10秒×2
片足で立ちそのままバランスを保つ。右足→左足
8、バレリーナバランス10 秒×2
7のできるだけ足を高く上げるver.。右足→左足
9、とんぼバランス
片足を後ろに上げてバランスを保つ。右足→左足
発達段階によって、できるできないの差こそあれど、ほとんどの子は職員や年上の子の動きを見て、真似したがります。そうこうしているうちにできるようになることもあるので。
「お友達の動きを見る」のも大事なことだと思っているので、参加せず「見る」だけでもまったく問題ナシ!人間誰もが真似することから始まります。
ポイントは、「すぐほめる」こと!上手にできた時はもちろんですが、参加したことを大いにほめます。これによって子どもたちを「運動好き好き無限ループ」に誘います。
家の中でもできるので、子どもたちには「家でもやって、おうちのひとに見てもらおうね〜」と声を掛けています。
みんなやってくれてるかな~♪
ちなみに私(45歳)、子どもたちとこの体幹とれーにんぐをやったことで、持病の腰痛が少し改善した気がしますが気のせいでしょうか。
運動遊びvol.3/モリモリきんにくんの体幹とれーにんぐ
教室の毎日
23/06/09 22:43