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運動遊びvol.5/チーム対抗!一本橋ジャン“ケンケン”

教室の毎日
ここ最近の運動遊びの中で、子どもたちの人気1、2位を争うほど盛り上がっているのがこの「一本橋ジャンケンケン」。

まず、デイルームの床に白い布テープを5mほどの長さに貼って準備。子どもたちを2 チームに分け、テープの端と端に1人ずつチームカラーのバトンを持ってスタンバイさせます。

そして、よーいドン!で、線の上から落ちないように進み、出会ったところでジャンケン。勝った方はそのまま進み、負けた方はスタートに戻って第2走者にバトンを渡して交代。先に相手チームのスタート地点にゴールした方のチームが勝ちというルールです。

とまぁ、一般的な「一本橋ジャンケン」はここまでですが、ユリシスはさらにもうひと工夫。そうです、「ケンケン」が加わります。「一本橋ジャンケンケン」なのです♪スタートからケンケンで進みます!

ジャンケンとケンケンと合わせてジャンケンケン。この辺りの語呂の良さも、子どもたちに受ける理由ではないかと。

一見、シンプルなゲーム性ですが、やってみるとかなりの運動量!頭も使います。大人も混じって行うのですが、毎回、ヘトヘト。

線の上を意識しながら、ケンケンでバランスをとりつつ進む。そして、前から迫ってくる相手を意識して、ぶつからないように止まって、片足のままバランスを取りながらジャンケン。そして、勝敗によって次の行動が決まります。

まず、線の上から落ちないように、片足でバランスをとって進むことで、「平衡感覚」を養うことができます。平衡感覚は体のバランスをとる感覚なので、これを鍛えることで体が安定し、正しい姿勢が身につくなどの効果が期待できます。

前から向かってくる相手を意識し、ぶつからないように片足で止まることで、相手に合わせる「社会性」を養うことができます。状況に応じて、周りに合わせる力が身につきます。

そして、ジャンケンはルールを覚えることから始まります。まず、その仕組みを理解し、きちんと記憶しなければいけません。仕組みを理解できていない子には、イラストで勝敗の仕組みを提示することも必要になってきます。

さらには、ジャンケンの結果によって次の行動が決まるので、「判断力」も養うことができます。自分の手の形と相手の手の形を見て、瞬時にどちらが勝ったか負けたか判断を下す。しかも、ゲームに勝つためにはできるだけ早く判断しなければいけません。

そして、最終的にはチームの勝敗が決まります。自分1人がいくら頑張っても負けてもしまうこともある。チームで戦う残酷な宿命です。「とにかく勝ちにこだわる」「1番じゃないと嫌だ」といった子には、「仕方がないな」と、気持ちをコントロールする力を養うことができます。

子どもたちが盛り上がれば盛り上がるほど、スピードも増し、集中力も高まります。こちらの運動遊びも人気につき、アレンジを加えながら日々進化しています♪

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