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絵本の読み聞かせは「ライブ」で、子どもたちとの一体感を味わう

教室の毎日
今日は絵本を借りてきました。2週間に一度のペースで、だいたいいつもこのくらい借りてきます。

絵本選びの時間って、私にとっては特別な時間でして。いつも仕事を忘れて夢中になってしまいます。

気になった絵本を手にとっては「〇〇くんに受けそうだな〜」「〇〇ちゃん、好きそうだな〜」「新幹線好きな〇〇くんにはこれだな〜」などと、いつもメインターゲットになりそうな子どもたちの顔を思い浮かべています。

そもそも絵本を選ぶときに、重視しているポイントがあります。まず、「絵」が魅力的かどうか。絵本と言うくらいですから、絵にグッとくるかどうかって、重要だと思います。上手いとか下手とかじゃなくて、いいなと思えるかどうか。私の好みの問題といえばそうかもしれません。

そして、次に「文章が短い」こと。読み聞かせのシチュエーションが、場面の切り替えのタイミングに行うことが多いので、長いと間延びしてしまいます。見開きに文章が簡潔に記載されていること。時間にして10〜20秒くらいでしょうか。子どもたちの集中力の持続を考慮するとこのくらいがベストかなぁと。

そんなことを考えながら、気になった絵本を一冊一冊、チェックしながら借りています。それでも、いざ、子どもたちの前で読み聞かせすると、期待していた本が意外とウケなかったり、そこまでこだわっていなかった本が意外とウケたり。子どもって不思議ですね。

絵本の読み聞せは「ライブ」で、観客(子どもたち)と一体感を味わうものだと思います。同じ読み聞かせでも、その日の客層(子どもたち)によって反応も異なる。だから読み聞かせする時は、子どもたちの表情を見て、しかるべき「間」を作り、こちらの世界に引き込むことを意識しています。

いい「読み聞かせライブ」にしたい。素敵な「絵」と「言葉」を子どもたちに届けたい。私は大それたアーティストではないけれど、未来を担う子どもたちのため、いち保育士として勝手にそんな使命感を持って挑んでいます。

ただ、主役はあくまで子どもたちなので、価値観の押し付けはしたくない。絵を見て綺麗だなとか可愛いなとか、言葉の響きがいいなとか次はどんな展開かなとかなんとなく悲しいなとか子犬が助かって良かったなとか。

その子がその子なりに、何かしら感じてもらえればそれでいい。読み聞かせには、そういう押し付けがましくないフラットな感覚が必要じゃないかと思っています。

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