ユリシス・キッズTakabataでは、手押し車がキテます。マット運動の時間に何気なく取り組んだのをきっかけに、1人、また1人と続いていく。
だったら!という訳で「手押し車リレー」を開催すると、これがまたえらく盛り上がる。普段は二足歩行の子どもたちは「手を着いて進む」こと自体が新鮮に映るようで、夢中になって競い合っています。
道具や器具など一切なし。足を支えてくれる人が居ればいつでもどこでも出来てしまう。しかも、一旦取り組めばなかなかの運動量、消費カロリーも十分です。
そもそも手押し車の利点とはなにか?それは、体のバランス力を高められること。
体をふんばって支えるためには、脚や腕の力はもちろん、腹筋や背筋などの体幹の力も使ってバランスをとらなければなりません。バランス力がつくことで転びにくくなり、けがも少なくなるといった効果が期待できます。
赤ちゃんの頃のハイハイが脳や体にいい影響を及ぼすと言われていますが、こうした理由が背景にあるのですね。ハイハイは体を支える動きの元祖と言えます。
そして、手押し車の利点をさらに挙げるとするなら、跳び箱の基礎となる力がつくということ。
そもそも跳び箱は、様々な体の動きからなる協調運動。①タイミングを合わせて箱を飛び越える力 ②両手を跳び箱に着けタイミング良くジャンプする力 ③タイミング良く足を広げる力 ④両手に力を入れて踏ん張って飛び越える力 ⑤タイミング良く着地する力、これらが積み重なって初めて跳び箱は飛べます。①〜⑤のどこかが欠けてしまうと成功率はグンと下がるというわけ。
中でも④は跳び箱を飛ぶ上で重要なスキルと言えるので、そうした力を養うアプローチを手押し車が担っていると言えます。
遊びながら楽しみながら、体を支える力(支持力)を鍛える手押し車。ユリシス・キッズTakabataは広いので、デイルームを何往復も行き交う子どもたちでいっぱいです♪
運動遊びvol.18/バランス力をつける「手押し車リレー」
教室の毎日
23/10/03 22:49