運動遊びvol.32/ゲーム感覚!「ウニぼうずキャッチ」
教室の毎日
23/12/18 22:30
ウニの形をしたゴム製のおもちゃがありまして、これを壁に投げつけます。一旦は壁に張り付き、少しするとまるで生き物みたくコロコロと壁を這うようにゆっくり落ちてきます。
私が子どもの頃にも似たようなおもちゃがあって(当時は人型)、よく壁や窓に投げつけて遊んでいました。
スタッフJさんがたまたま100均でこのおもちゃを見つけ、運動に活かせないかということで、この「ウニぼうずキャッチ」を取り組む運びとなりました。
まず、子どもたちにはひとり1個ずつ紙コップを渡します。そしてスタートとともに、スタッフが壁に向かってウニぼうずを1つずつ投げ、子どもたちはコロコロと落ちてくるウニぼうずを紙コップでキャッチします。キャッチしたら次のターゲットを見つけてまたキャッチ、この繰り返しです。
この運動遊びでは見る力全般を鍛えることができます。上からコロコロ落ちてくるウニぼうずを目で追う追従性眼球運動、ウニぼうずとの距離感を掴むための視空間認知力、ウニぼうずの軌道を読んで紙コップで正確にキャッチするための両目のチームワーク、さらにはウニぼうずを紙コップでキャッチするという眼と体のチームワークを養うことができます。
こうした見る力を鍛えることで、字をスムーズに書けるようになる、力加減のコントロールができるようになる、ボディイメージがつく、転びにくくなる、体を自分の思い通りに動かせるようになる、集中力がつくなどの効果を期待できます。
子どもたちには、とにかく楽しみながら取り組んで欲しい。そんな願いを込めて、BGMは毎回マリオのゲーム音楽をチョイスしています。
軽快なマリオの音楽が流れると、まるでゲームの主人公にでもなったかのような感覚に陥ります。普段、お家でゲームに慣れ親しんでいる子も多いので、ゲーム感覚で取り組めるというのは、子どもたちとって親和性が高いのだと思います。
マリオがコインをゲットするかのように、次々とウニぼうずをゲットする子どもたち。紙コップがいっぱいになると、ニヤニヤが止まらない子どもたち。
みんな夢中で取り組んでいますよ♪