今日ご紹介する「サメサメパニック」は、以前ご紹介した「しんかんせんレース」のアレンジ版。ネーミングや世界観に変化を加えたものになります。
名前の指す通り、この運動遊びのキーマンとなるのは「サメ」。子どもたちはホースに掴まって、それをスタッフが引っ張ります。子どもたちは振り落とされないよう、しっかりとホースを握らなければいけません。
で、子どもたちの背後から襲ってくるのが「サメ」に扮したスタッフという訳です。じわじわと襲いかかるサメの気配を感じながら逃げるというスリル。ホースから手を離したら最後、その子はサメに襲われてしまうのです。
しんかんせんレースはのりもの好きの子どもたちに人気でしたが、趣味の合わないお子さまにはいまいちピンとこなかったり。参加率も伸び悩んでいましたが、この「サメサメパニック」を導入したところ、大ヒット!それまで見向きもしなかったお子さまも楽しく取り組む様子が見られました。
見せ方というか、モチーフや提供方法に変化を加えるだけでここまで高い参加率を誇るのは、ここ最近ではこの「サメサメパニック」がダントツ。
腕やお腹周りの筋力アップはもちろんですが、何よりも想像力を掻き立てます。「このお部屋は今から大きな海で、ここにはお腹を空かせたサメがうようよ。みんなはサメに襲われないようしっかりホースに掴まって逃げるよ。制限時間1分以内に逃げ切れば、みんなの勝ちだよ!」などと子どもたちに説明することで、ゲームの世界観をイメージしてもらいます。この世界観が頭の中で想像できるかできないかで、この運動遊びの魅力は半減してしまいます。
人が生きていく上で大事な「想像力」。お友達の気持ちを知って思いやることができるのも想像力のおかげです。こうした遊びを通じて少しずつ想像の世界を広げて欲しいなと思っています。
運動遊びvol.44/「サメサメパニック」で想像力を培おう
教室の毎日
24/02/27 23:08