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子どものいたずらって、どこまで許容したらいいの?

教室の毎日
こんにちは!保育士のたくまです。


今日は保育士ならではの視点に立って、お話ができたらいいなと思います。



多くの親御さんや子どもと関わるお仕事をされている方が、一度はぶち当たる壁といえば何でしょう?イヤイヤ期?そうですね、それもあります。でも違います。答えは「いたずらをどこまで許容するか」ではないでしょうか。



子どものいたずらって、とてもクリエイティブなものだと思っていて。いたずらって漢字で書くと「悪戯」だから、一般的にはどうしても悪いイメージがつきまといがちですよね。でも、本来、子どもたちのいたずらってあくまで遊びの延長であって、多くの場合、悪意はないはずです。恐らく、たぶん(笑)



例えば長い棒が一本落ちていたとします。子どもが2人いたらその棒を引っ張り合って綱引きしたり、やり投げでどっちが遠くに投げられるか競う、はたまた棒を真っ二つにへし折ってチャンバラごっこなど、想像力を働かせて様々な遊びに発展させるとします。



そうやって、その子どもたちが集中して遊ぶことで得られる達成感は、何物にも変えがたいと思っていて。「遊びは子どもの仕事」とはよく言ったもので、大袈裟かもしれませんが、大人の遊びとは少し異なると思っています。



でも、大人から見たら、周りの人に迷惑をかけないか心配ですし、力の加減が分からず怪我でもしたら大変。大半の大人が掛ける第一声は「やめなさい!」だと思います。事実、私もこうした声掛けを過去に何度もしてきました(反省)。でもこれって、そもそも悪いことをしていないと思っている子どもからしたら頭に「?」が点灯してしまうだけで。



「夢中に遊んでいるだけなのにどうして怒られないといけないの?つくづく大人って本当に理不尽な生きものだ!」などと、思ってしまう子も中にはいるかもしれません。



だから、子どもたちがイメージを膨らませて遊びを展開させている時、周りの大人がすべきことは、むやみにやめさせないことが大事ではないかと思うのです。



ただ、このさじ加減が絶妙に難しくて、怪我をしそうな危険な行為はすぐに止めないといけないので、このあたりの見極めはその時の環境や支援者の経験値にもよるところが大きいでしょう。



見守る勇気といざとなったら体を張ってでも止める行動力とでも言いましょうか。いたずら許容スキルは、日々、磨いていきたいものです。

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