こんにちは!保育士のたくまです。先日、こんなご相談を受けました。
パパが子どもと遊びたがりません。「ちょっと、みてて」とお願いすると、本当にじっと見てるだけで。私としては「遊んであげて」のつもりで言ったのですが、なかなか上手く伝わらなくて。でも、普通、分かりますよね?
ええ、私には分かりますよ。ママの気持ち、そしてパパの気持ちも。
懸命に働いてらっしゃるパパからしたら、家にいる時くらい休ませてくれってなりますよね。パパからしたら「家のこと、子どものことはママに任せている」っていうスタンス。事実、私もそうでした。
でも、妻にこの理屈を話したら「誰の子だよ!」と一蹴されました。その時、ハッと気づいたんです。そのスタンスは、私にとって都合の良いバリアでしかなかったんだと。
「働いてお金を稼ぐだけなら、あなたじゃなくていい」妻のこの一言がキョーレツに胸に刺さりました。世の中、色んな夫婦の形がありますが、子育ては決してママだけの仕事ではないはず。それを痛感した出来事でした。
さて、本題に戻りましょう。
子どもと遊ぼうとしないパパ。どうしたら上手に関われるかというご相談ですね。家のことで忙しいママからしたら、パパが家に居る時くらい子どもといっぱい遊んで欲しいですよね。
子ども好きのパパにとってはお安い御用でしょうが、そもそも子どもと遊ぶのが苦手というパパだっていることでしょう。
誰だって得意なことや苦手なことのひとつやふたつあるので、全然、珍しいことではありませんよ。だから、どうかパパを責めないで下さい!これは私からのお願いです😆
保育士の私が言うと誤解を招きそうですが、敢えて言いますね。そもそも子どもと遊ぶのって、子どものことが好きじゃないと、結構しんどいと思っていて🤔大人からしたら「それの何がおもろいねん」ってなりますよね、普通。
私は子どもが好きなのであまり感じませんが、犬と遊ぶとなったらそう感じるかもしれません。その昔、ジョギング中に不意に足を噛まれたトラウマがあるので、犬は苦手なのです。顔を舐められたら「それの何がおもろいねん」ってなります。
子どもと上手に遊ぶときのポイントとして、子どもの目線に合わせて話すとか、子どもを褒めるとか、子どもに共感する等ありますが、正直、そもそも子どもが苦手な人からすると難しいと感じることばかりでは?と思ってしまいます。
もっと簡単に子どもと遊べる方法、しかも子どもが苦手な人でも「楽しく」遊べる方法ってないんでしょうか。ここで言う「楽しく」は、あくまでパパ目線の楽しさで、パパが楽しいと思える方法です。
まず、私がおすすめしたいのは「まねっこ遊び」です。まねっこ遊びとは、とにかく子どもの仕草や言葉を真似するというもの。
子どもがあくびをしたらあくびの真似、ほっぺを搔いたらほっぺを搔く、右手を挙げたら右手を挙げる、といった具合です。
すると「自分と同じ動きをする人がいる!」となって、子どもの動きがだんだんとエスカレートしてきます。しばらくやっていると、子どもがそのことに気づく瞬間があります。法則を知った子どもは面白がってオーバーアクション。その様子が、まず可愛くて萌えます。
時々、フェイントで少し違った動きをしてみるのもいいですね。子どもが鼻を搔いたのに、耳を搔くとか。こどもは違和感を感じて動揺して、もっと面白い動きをしてくれるはず。パパはそれを見て「してやったり」ですよ。
体の動きを通じてコミュニケーションをはかれるので、発語のない子にもぜひ試して頂きたい方法のひとつです。子どもからしたらボディランゲージを通じて自分の意思が伝わったと感じる。これって立派なコミュニケーション!
ただ、あまりやり過ぎると子どもはバカにされたような気分になるので、子どもの表情を見ながらほどほどに😆
子どもと遊ぼうとしないパパ。もっと関わって欲しいのに⋯
教室の毎日
24/12/11 00:39