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とある園児の「おしりー!」コールが教えてくれたこと

教室の毎日
こんにちは!保育士のたくまです。送迎のため、毎日のように色んな園を訪問する機会があるのですが、先日、こんなことがありました。




お迎えに行ったお子さまがトイレに行くというので廊下で待っていたんです。




すると、トイレの奥の方から大きな声で「おしりー!」と叫ぶ別の子どもの声。一瞬、空耳かな?と思ってやり過ごしていると、その5秒後くらいに再び「おしりー!」と大きな声。




なるほど。どうやらその子は、うんちをして、おしりを拭いて欲しいのだなとすぐに察しました。




その声はとても大きくて園中に響き渡り、先生たちもすぐに気づきました。




「〇〇くん、うんち出たね。はいはい、お尻ね」と、落ち着いた対応を見せる先生。この様子から、これは◯◯くんにとって、園にとっては日常なんだなと察しました。「おしりー!」コールに強烈なインパクトを受けた私は、しばらく感心の眼差しを2人に向けるのでした。




すごくないですか?おしりを拭いて欲しい時に「おしりー!」と周りに伝えられるって。きっと、この子はうんちをした後に、まだ上手におしりを拭けないのだと思います。自分が何が苦手なのか分かっている。そして、それを勇気を持って伝えることができる。大人でもなかなか出来ることじゃない。




彼の「困ったら周りに助けを求める姿勢」も素晴らしいですが、このヘルプスキルを教えた周りの大人の方たちも素晴らしい。お母さんかもしれないし、園の先生かもしれない。「おしりー!」コールは彼の生きていく上での素晴らしいライフハックと言えるでしょう。




日々、お子さまの療育に携わる者として、この出来事はある意味衝撃的で。縄跳びや跳び箱をいくら練習したって、このヘルプスキルに叶うものない(決して縄跳びや跳び箱を否定している訳ではありません😆)。と思いました。




いくら自立スキルを磨いても、自分でできることって限られてくると思うんです。どうしても苦手で困った時は、無理せず頼っていい。



手を洗う、靴を履く、靴を揃える、服を着る等々、こうした身辺自立は一人でできるに越したことはありません。でも、意外と大事なのは困った時、いかに人に頼れるかだったりします。子ども時代はもちろん、大人になっても困った時は一人で悩まず相談しましょう、なんて言いますよね。




「助けて!」とストレートに伝えてもいいし、絵カードを作って相手に提示してもいい。ジェスチャーや手話でもいい。どういう方法がその子に合っているのか?色々試して最適なものを見つけていく。




その子にとっての「おしりコール」を探していくこと。これって、実はすごく大事だったりします。




「おしりーーー!!!!」
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