児童発達支援事業所

ユリシス・キッズTakabataのブログ一覧

  • 空きあり
  • 送迎あり
  • 土日祝営業
お子さまに合った施設か、気軽に相談してみましょう
空き情報の確認や見学予約も受付中♪
電話で聞く場合はこちら:050-3171-3544
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください

お友達に手が出てしまう感覚過敏の自閉症児に有効な支援

こんにちは!保育士のたくまです。今日は5歳の自閉症のお子さまを持つ保護者さまからのご相談。



「保育園で遊んでいる時に、突発的にお友達を叩いてしまうことがあります。感覚の過敏性があるので、ざわざわした雰囲気が苦手なことや、急に近寄られたりといったことが原因だと思うのですが、どのような対応がいいでしょうか?」




感覚の過敏性については生理的なものなので、なかなかコントロールし辛い領域だと思います。大きな音や苦手や声などを聞くと反射的に自己防衛が働いて攻撃的になり、その結果、叩くという行為に繋がっていると考えられます。




ただ、だからと言ってお友だちを叩いて良いという理由にはならないので、本人に分かる形で「お友だちを叩いてはいけない」ことを丁寧に伝えていく必要があると感じています。



そこで、お友達を叩いた時の対応にあたって絵カードを提案させて頂きました。お友達を叩いてしまった時は、「ダメ!」などと強く叱ったりせず、この絵カードを本人に見せながら、①「おともだちをたたくのはいけない」ということ、②「おともだちをたたきたくなったらおとなをよぶ」ということを丁寧に伝えます。




このお子さまの場合、聴覚の過敏性があることから、強い口調で叱ることでその声に驚き、声に対する「不快感や恐怖」だけを印象付けてしまう可能性があります。こちらが伝えたいことが伝わらない可能性があるので、強い口調は避けなければいけません。




絵カードにしたのは、本人にとって分かりやすさを重視したからです。言葉(音声)は人によって言い回しや声色が変わるので本人の中で混乱しやすい。視覚支援は、誰がやっても比較的同じで理解しやすく、ルーティン化に強みを持つこのお子さまにマッチした支援と言えます。




そして①はもちろんですが、②もセットで伝えること。①だけだと、お子さまからしたら「じゃあどうすればいいの?このモヤモヤした気持ち!」となるので、②を代替行為として伝えることを提案させて頂きました。




困った時に周りの大人に「HELP!」を出すことは、将来的に見ても必要なスキル。見方を変えればお友達を叩いてしまった時は、むしろ成長のチャンスかもしれませんね。
電話で聞く場合はこちら:050-3171-3544
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
24時間以内に
18人が見ています!
電話で聞く場合はこちら 050-3171-3544

掲載情報について

施設の情報
施設の情報は、株式会社LITALICOの独自収集情報、都道府県の公開情報、施設からの情報提供に基づくものです。株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設の利用を推奨するものではありません。ご利用の際は必要に応じて各施設にお問い合わせください。施設の情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。


利用者の声
利用者の声は、施設と関わりをもった第三者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。


施設カテゴリ
施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。