
こんにちは!保育士のたくまです。今日は5歳の自閉症のお子さまを持つ保護者さまからのご相談。
「保育園で遊んでいる時に、突発的にお友達を叩いてしまうことがあります。感覚の過敏性があるので、ざわざわした雰囲気が苦手なことや、急に近寄られたりといったことが原因だと思うのですが、どのような対応がいいでしょうか?」
感覚の過敏性については生理的なものなので、なかなかコントロールし辛い領域だと思います。大きな音や苦手や声などを聞くと反射的に自己防衛が働いて攻撃的になり、その結果、叩くという行為に繋がっていると考えられます。
ただ、だからと言ってお友だちを叩いて良いという理由にはならないので、本人に分かる形で「お友だちを叩いてはいけない」ことを丁寧に伝えていく必要があると感じています。
そこで、お友達を叩いた時の対応にあたって絵カードを提案させて頂きました。お友達を叩いてしまった時は、「ダメ!」などと強く叱ったりせず、この絵カードを本人に見せながら、①「おともだちをたたくのはいけない」ということ、②「おともだちをたたきたくなったらおとなをよぶ」ということを丁寧に伝えます。
このお子さまの場合、聴覚の過敏性があることから、強い口調で叱ることでその声に驚き、声に対する「不快感や恐怖」だけを印象付けてしまう可能性があります。こちらが伝えたいことが伝わらない可能性があるので、強い口調は避けなければいけません。
絵カードにしたのは、本人にとって分かりやすさを重視したからです。言葉(音声)は人によって言い回しや声色が変わるので本人の中で混乱しやすい。視覚支援は、誰がやっても比較的同じで理解しやすく、ルーティン化に強みを持つこのお子さまにマッチした支援と言えます。
そして①はもちろんですが、②もセットで伝えること。①だけだと、お子さまからしたら「じゃあどうすればいいの?このモヤモヤした気持ち!」となるので、②を代替行為として伝えることを提案させて頂きました。
困った時に周りの大人に「HELP!」を出すことは、将来的に見ても必要なスキル。見方を変えればお友達を叩いてしまった時は、むしろ成長のチャンスかもしれませんね。
「保育園で遊んでいる時に、突発的にお友達を叩いてしまうことがあります。感覚の過敏性があるので、ざわざわした雰囲気が苦手なことや、急に近寄られたりといったことが原因だと思うのですが、どのような対応がいいでしょうか?」
感覚の過敏性については生理的なものなので、なかなかコントロールし辛い領域だと思います。大きな音や苦手や声などを聞くと反射的に自己防衛が働いて攻撃的になり、その結果、叩くという行為に繋がっていると考えられます。
ただ、だからと言ってお友だちを叩いて良いという理由にはならないので、本人に分かる形で「お友だちを叩いてはいけない」ことを丁寧に伝えていく必要があると感じています。
そこで、お友達を叩いた時の対応にあたって絵カードを提案させて頂きました。お友達を叩いてしまった時は、「ダメ!」などと強く叱ったりせず、この絵カードを本人に見せながら、①「おともだちをたたくのはいけない」ということ、②「おともだちをたたきたくなったらおとなをよぶ」ということを丁寧に伝えます。
このお子さまの場合、聴覚の過敏性があることから、強い口調で叱ることでその声に驚き、声に対する「不快感や恐怖」だけを印象付けてしまう可能性があります。こちらが伝えたいことが伝わらない可能性があるので、強い口調は避けなければいけません。
絵カードにしたのは、本人にとって分かりやすさを重視したからです。言葉(音声)は人によって言い回しや声色が変わるので本人の中で混乱しやすい。視覚支援は、誰がやっても比較的同じで理解しやすく、ルーティン化に強みを持つこのお子さまにマッチした支援と言えます。
そして①はもちろんですが、②もセットで伝えること。①だけだと、お子さまからしたら「じゃあどうすればいいの?このモヤモヤした気持ち!」となるので、②を代替行為として伝えることを提案させて頂きました。
困った時に周りの大人に「HELP!」を出すことは、将来的に見ても必要なスキル。見方を変えればお友達を叩いてしまった時は、むしろ成長のチャンスかもしれませんね。