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それって低緊張が原因?子どもの「ふにゃっ」に隠されたサイン

こんにちは!保育士のたくまです。今日は、療育の現場でよく耳にする「低緊張(ていきんちょう)」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。




「うちの子、すぐ疲れちゃうんです」「イスにまっすぐ座っていられない」「なんだか体がぐにゃっとしていて、姿勢が安定しません」




そんなふうに感じたこと、ありませんか?




実はその「ふにゃっ」とした体の感じ方、低緊張という身体的な特徴が関係していることがあります。そしてそれは、実は発達障がいのお子さんにもよく見られる特徴のひとつなんです。





「緊張」と聞くとドキドキする心のことを思い浮かべるかもしれませんが、ここでの「緊張」は筋肉の張り具合のことを指します。





通常、私たちの体は意識していなくても、筋肉がほどよい力で体を支えてくれています。でも低緊張の子は、この「ほどよい力」が足りなくて、姿勢を保つことが難しいんです。脳からの「筋肉を張れ!」という信号がもともと弱いんですね。





たとえば座っていると背中が丸まりやすい、筆圧が弱くて字が読みにくい、歩くときにふにゃふにゃして見える、すぐに疲れて「抱っこ〜」となる。なんてことが、お子さまの特徴としてよくあります。





実は、発達障がい(自閉スペクトラム症やADHD、LDなど)のお子さんの中には、感覚の受け取り方や筋肉の使い方に特性がある子も多く、結果的に低緊張が目立つことがあります。





例えば自閉スペクトラム症のお子さまは、体の位置や自分自身の動きを感じる「固有受容感覚」が鈍感なため、体の使い方がぎこちなく見える。





ADHDのお子さまは、姿勢の保持が難しく、じっと座っているのが苦手だったり。





学習障害(LD)のお子さまは、書字困難の背景に低緊張や姿勢保持の難しさが関係していることもあります。





つまり、低緊張は発達特性のひとつの「あらわれ方」とも言えるのです。これは脳の種類の違いによるものなので、良いも悪いもない。




その人によって血液型が異なるのと同じように、発達特性の「あらわれ方」がひとり一人異なるだけのこと。




では、日常生活の中でどんな工夫ができるのか考えてみたいと思います。ポイントは、「疲れにくく」「自信をもって」「できた!を増やす」こと。





まずは、姿勢サポートグッズを活用してみましょう。自宅や園、学校では足が床につく椅子を用意する。すべり止めシートやクッションで座面の安定を図ります。座っているだけでエネルギーを使う子には、「疲れにくく」を意識し、楽に座れる環境を作ることが有効的といえます。





次に学習面。特に書くことのサポートとしては、鉛筆を濃い目する、太めの鉛筆やシャーペンを活用する、滑り止めのグリップをつけるなどの工夫も効果的。疲れにくく楽に書けるので負担も少なく済みます。





そして、短時間でできる書字課題をこまめに取り組むことも効果的。「できた!」の積み重ねが、自己肯定感につながります。




ただ、そうは言っても、世の中、姿勢の悪い大人のなんと多いことか。子どもに対して「ダラダラしない!」なんて注意している大人が、カフェではスマホを見ながらソファにふんぞり返っていたりします。




地下鉄の電車内にも姿勢の悪い大人がわんさかいます。リラックスしたい気持ちは分かりますが、子どもたちの見本にはして欲しくないな〜なんて思ったりします。私も人のことは言えませんが。





ここまでくると、姿勢の悪さはもはや「文化」とも言える。時代が変われば生活スタイルも変わるので、「正しい姿勢」にとらわれ過ぎないことも大事だったりするのかもしれませんね。
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