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運動療育の視点から見る「感触遊びの利点とその効果」

こんにちは!保育士のたくまです。今日はちょっと変わった「運動療育 × 感触遊び」のお話です。題材は、ずばり片栗粉スライム。




「え?スライムって運動療育になるの?」と意外に思う方も多いのですが、実はお子さんの発達に嬉しい効果がいっぱいなんです。




そもそも、片栗粉スライムとはどんなものか。簡単に説明させて頂きますね。




片栗粉に少しずつ水を加えて混ぜると、手でギュッと握った時は固まり、手を離すとトロ〜っと流れる、不思議な物体になります。




理科的には「ダイラタンシー現象」といって、力のかけ方で固体と液体を行き来する性質があるんです。この「握ったら固まる・放すと流れる」というギャップが、子どもたちの好奇心をくすぐるんですね。




それでもって、この感覚的なギャップが、運動療育的に見るとうれしいポイントだらけ。ご紹介していきますね。




まずは、手先・指先の巧緻性アップというところ。スライムをつまむ、ちぎる、丸める、握るといった動きは、指先の筋力や調整力を育てます。この動きは、ゆくゆく鉛筆操作やハサミの使い方にもつながります。





次に、固有覚・触覚の刺激です。握った時の圧や重さ、手に伝わる温度や感触が「固有覚」と「触覚」に働きかけます。触覚が敏感なお子さまには“少しずつ”触れる練習として、触覚が鈍いお子さまには“じっくり”刺激を感じ取る練習として活用できますよ。




さらには集中力と持続力の向上。スライム遊びは「もっと触ってみたい!」という好奇心が続くため、自然と集中時間が延びます。「楽しみながら続けられる」ことは、お子さまにとってとても大事です。




最後はイメージ力と創造性を養える点。色水や絵の具で色を付けると、海や雲、宝石など、子どもたちが自由に想像を広げられます。「見立て遊び」や「ストーリー作り」につなげると、言葉の発達においてもその効果を期待できます。




ユリシスでは、現在、夏休みのイベントとしてこの「片栗粉スライム作り」を取り入れています。触覚に偏りのあるお子さまも恐る恐るスライムに触れる様子が見られ、気づくとその不思議な感触に慣れて自然とニコニコ笑顔に♪その効果を実感しています。




という訳で、最後に片栗粉スライムの作り方をご紹介。ぜひ、お家でも不思議な感覚をお子さまと一緒に味わって下さい♪



●お家でもできる!片栗粉スライムの作り方


[材料]  

片栗粉 100g

水 約100ml(様子を見ながら)

食紅や絵の具(少量・好みで)



[作り方]

1.ボウルに片栗粉を入れる

2.水を少しずつ加えながら混ぜる(ダマにならないように)

3.握ったら固まり、放すと流れる状態になったら完成

4.食紅で色をつければ視覚的にも楽しく!

※遊び終わったら捨ててください(排水溝が詰まるのでゴミとして処分)



[安全・安心に遊ぶコツ]

小さいお子さまは誤飲防止のため必ず見守る

床や服にこぼれると滑りやすいので注意

アレルギー(特にトウモロコシ由来)に配慮

片付けは手を一度乾いた状態で払い落とし、水で洗うとスムーズ

感触が苦手な子→スプーンやビニール手袋で間接的に触れる

言葉が少ない子→「冷たい」「重い」「にゅるにゅる」など感触表現を引き出す





片栗粉スライムは、ただの「遊び」ではなく、手先の巧緻性・感覚統合・集中力・創造性を伸ばせる万能アイテムです。




この夏、お家でもぜひ試してみてください。きっと、片栗粉の奥深さに大人もハマることうけあいです!
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