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気になる子どもの「常同行動」その意味や良き付き合い方

こんにちは!保育士のたくまです。今日はお子さまの「常同行動」についてお話してみたいと思います。




「気づけば、またやってるな〜」と、お子さまが同じ動きを何度も繰り返しているのを見て、こんなふうに思ったことはありませんか?




その行動とは、たとえば、手をひらひらさせる、指をくるくる回す、机をトントン叩く、同じ言葉を繰り返す、歩きながらぴょんぴょん跳ねる、などなど。




これらは「常同行動」と呼ばれます。発達障がいのあるお子さまによく見られますが、実は健常なお子さんや大人でも、「貧乏ゆすり」や「髪をくるくるいじる」など、似たような動きをしていることもあります。




ちなみに私は「顔の肉を伸ばす」ということを、気づくとやっているようです。顔の肉(皮?)が異常に柔らかく、まるでゴムのように伸びるのです。気づくとびょーんびょーんと伸ばしている。何故か落ち着くんですよね。妻からは「キモ!」と指摘されることもありますが、あんまり気にしていません。




そもそも、常同行動は悪いことなんでしょうか?結論から言うと、「必ずしも悪いことではない」です。




常同行動には、こんな役割があると言われています。




まずは、自分を落ち着けるため。不安や緊張、刺激の多さから気持ちを整えるための「セルフコントロール機能」。大人でいうと「深呼吸」や「コーヒーを飲む」、はたまた「タバコを吸う」といった行為と似ています。




次に、純粋に感覚を楽しむため。動きや音、触覚などの感覚が心地よく、それを味わいたくて繰り返すことがあります。まるでお気に入りの歌を何度も聴くような感覚。声やリズムが心地よくて気づくと何度もリピートしちゃうことってありますよね。




最後は頭の中を整理するため。考え事をするときペンをくるくる回すように、常同行動で脳を整えていることも考えられます。会議中にペンをカチカチ鳴らしている人をよく見かけますが、あれも常同行動のひとつなんですね。




さて、ここからは常同行動とどう付き合か?ということをお話していけたらいいなと思います。




ポイントは「全部やめさせる」ではなく、「場や方法を調整する」ことではないかと思います。




見守るのは、安全で、他人に迷惑がかからないと判断したとき。本人が落ち着いていて、学びや遊びに支障がないときは、見守ることをおすすめします。




危険があるとき(ジャンプで転びそう、物にぶつかりそう)や、周囲との関わりが著しく難しくなっているときは、声を掛けて気持ちを落ち着かせます。





「手をバタバタ」→ 「柔らかいボールを握る」などの代替行為を提案したり、「タイマーが鳴るまでこのマットの上ではぴょんぴょんOK」などと時間を場所を決めたりすることも有効的。



また、常同行動が気になるときは、トランポリンやスライム遊び等を通じて、たっぷりと感覚ニーズを満たすことも工夫してみるといいかもしれません。




常同行動は「不思議なクセ」ではなく、お子さまなりの心と体の調整法と捉えてみるといいかもしれません。もちろん、生活に大きく影響する場合は支援や療育の工夫が必要ですが、「これで落ち着いているんだな」と思えるだけで、受け止め方が変わると思います。





常同行動は、お子さまの「心の翻訳機」みたいなもの。大人には理解しづらくても、その奥には必ず意味があります。観察して、ちょっとした工夫で支えながら、お子さまが安心して過ごせる毎日を作っていけるといいですね。
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