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万博で「マイペースの天才」から多様性の本質を学ぶ

こんにちは!保育士のたくまです。先日、家族で大阪・関西万博に行ってきました。閉幕1週間前ということで、とにかくすごい人でしたね。




悲しいかなパビリオンの事前の予約抽選は全てハズレ。正直、ひとつも入れないと思っていましたが、根気よく待って何とか2カ国だけ入ることができました。




運良く入れたのは「インドネシア館」と「インド館」で、インドネシアはもともと観たかったので、超ラッキーでした。




同国のジャングルを再現したエリアや、様々な自然をプロジェクションマッピング風に没入感たっぷりで見せるエリア、伝統的な武器をアートに展示するエリアなど、どれも見応え充分。




方やインドもVRを使って自然を体感できるコーナーなど、こだわりを感じました。




館内の展示が魅力的なのはもちろんですが、実は個人的に感銘を受けたところが他にもあって。




それは館内のインド人スタッフさんたちが、なんともマイペースだったこと。




「いらっしゃいませ!」の一言もなく、にこやかにこちらを見つめるだけ。お客さんの誘導も、ゆ~っくり、の~んびり。後ろに並ぶ私をはじめ日本人たちはずっとソワソワしっぱなしだったと思います。




でも、よく見ていると、彼らには焦る様子が一切ないんですよね。「今、目の前の人とちゃんと関わる」ことを大切にしているようで、急がず、笑顔で、場の雰囲気をただ楽しんでいる。



その姿を見て、ふとこう思いました。「これも、“多様性”ってやつだな」と。




日本では「時間を守る」「周囲に合わせる」「効率的に動く」ことが何より美徳とされていますよね。一方で、インドの人たちは概ね「結果よりプロセス」「時間より人との関係」を重視しています。




これってどちらが正しい、という話ではなく、ただ、生まれ育った文化が違うだけ。




そして、ここにこそ「多様性」の本質があると思っています。人によって“感じ方”や“動くペース”が違っていい。違うからこそ、世界は面白く、成り立っているんだろうなと。




このマイペースさ、実は、発達が気になる子どもたちにもよく見られます。切り替えに時間がかかる、興味のあることに集中しすぎる、人とのテンポがずれる、などなど。




そんな時、私たち大人はつい思ってしまいます。「もっと早くして!」「なんで言ってることが伝わらないの?」と。




でも、インド館のスタッフさんのように、その子のペースを文化の違いだと思って見てみると、不思議とイライラが減るんじゃないでしょうか。





「この子は日本流じゃなく、この子流なんだ」と。この子はこの子のど真ん中を生きていて、この子のスタンダード(標準)はこれなんだと。




そう考えると、受け止め方ががらりと変わるような気がしませんか?




大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。まさに、“みんな違って、みんないい”の集大成ですよね。




インド館のマイペースなスタッフさんも、日本館のきっちりとした案内係さんも、それぞれの持ち味を生かして会場をつくっている。素晴らしきかな大阪・関西万博。そんな風に感じました。




同じように、発達が気になる子どもたちも、社会を「自分流」で輝かせる一人だと思います。




親としては、「この子が社会に合わせられるだろうか」と不安になりますよね。でも実は、どうやら社会のほうが、少しずつ多様性に合わせて変わってきているようです。




大事なのは、誰かのテンポに無理に合わせることではなく、お互いのリズムを認め合うこと。インド館のマイペースなスタッフさんを見て、そんな風に思いました。




世界は“早さ”じゃなく、“豊かさ”でできている。




今日もお子さんのマイペースが、世界をちょっぴり優しくしてくれていますよ。
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