【自分の世界の中で】
一人遊びが多くて、職員や他の子どもとの関わりは、ほとんど見られない。自分の世界に集中して過ごし、まわりの人を意識する場面が、あまりない。
そんなお子さんがいました。発語も、ほとんど見られませんでした。
言葉が出ないと、つい「どうやって話せるようにしようか」と考えたくなります。でも、kids iが大切にしたのは、その前にある、もっと根っこの部分でした。
言葉は、関係の中から育つ
私たちは、「発語を促すこと」よりも先に、必要なことがあると考えました。
それは、「人と関わることが楽しい」と感じられる経験を積むこと。
言葉は、ただの音やルールではありません。人と気持ちを通わせたい、伝えたい——そういう思いがあるから育っていくものです。言葉は、人との関係の中から芽生えてくる。この視点を、何より大切にしました。
だから、まず育てるのは「言葉」ではなく、「関係そのもの」。人といることが心地いい、楽しい。そう感じられる経験を、たくさん重ねていくことから始めました。
好きな遊びの中へ、一緒に
kids iでは、こんなふうに関わりました。
本人が好きな遊びに、職員が一緒に入っていきました。こちらのペースに合わせさせるのではなく、その子の世界にお邪魔させてもらう感覚です。
大人の動きをまねる、模倣遊びをしました。まねっこは、相手を意識する第一歩。「あの人がやっていることを、自分もやってみる」——そこに、人とのつながりの芽があります。
物やおもちゃを介して、やり取りをする遊びを重ねました。直接のやり取りが難しくても、間にモノがあると、関わりやすくなります。
そして、同じものを一緒に見る「共同注視」を、丁寧に促していきました。
「見て」「あ、ほんとだ」——この、気持ちを共有する経験が、コミュニケーションの土台になります。
コミュニケーションの芽が、育つ
関わりを重ねるうちに、変化が見られました。
職員とのやり取りが、少しずつ増えていきました。人を意識して目を向けたり、自分から近づいたりする姿が見られるようになったのです。
今では、発声や言葉も少しずつ現れ始めています。コミュニケーションの芽が、しっかりと育っています。
言葉を「教える」のではなく、人といる楽しさを「育てる」。その先に、言葉は自然とついてきます。
一人遊びが多くて、職員や他の子どもとの関わりは、ほとんど見られない。自分の世界に集中して過ごし、まわりの人を意識する場面が、あまりない。
そんなお子さんがいました。発語も、ほとんど見られませんでした。
言葉が出ないと、つい「どうやって話せるようにしようか」と考えたくなります。でも、kids iが大切にしたのは、その前にある、もっと根っこの部分でした。
言葉は、関係の中から育つ
私たちは、「発語を促すこと」よりも先に、必要なことがあると考えました。
それは、「人と関わることが楽しい」と感じられる経験を積むこと。
言葉は、ただの音やルールではありません。人と気持ちを通わせたい、伝えたい——そういう思いがあるから育っていくものです。言葉は、人との関係の中から芽生えてくる。この視点を、何より大切にしました。
だから、まず育てるのは「言葉」ではなく、「関係そのもの」。人といることが心地いい、楽しい。そう感じられる経験を、たくさん重ねていくことから始めました。
好きな遊びの中へ、一緒に
kids iでは、こんなふうに関わりました。
本人が好きな遊びに、職員が一緒に入っていきました。こちらのペースに合わせさせるのではなく、その子の世界にお邪魔させてもらう感覚です。
大人の動きをまねる、模倣遊びをしました。まねっこは、相手を意識する第一歩。「あの人がやっていることを、自分もやってみる」——そこに、人とのつながりの芽があります。
物やおもちゃを介して、やり取りをする遊びを重ねました。直接のやり取りが難しくても、間にモノがあると、関わりやすくなります。
そして、同じものを一緒に見る「共同注視」を、丁寧に促していきました。
「見て」「あ、ほんとだ」——この、気持ちを共有する経験が、コミュニケーションの土台になります。
コミュニケーションの芽が、育つ
関わりを重ねるうちに、変化が見られました。
職員とのやり取りが、少しずつ増えていきました。人を意識して目を向けたり、自分から近づいたりする姿が見られるようになったのです。
今では、発声や言葉も少しずつ現れ始めています。コミュニケーションの芽が、しっかりと育っています。
言葉を「教える」のではなく、人といる楽しさを「育てる」。その先に、言葉は自然とついてきます。