本日は🐧「タキシードポム」からお届け致します。
こんにちは。
先日、保育園と幼稚園で講演と研修を行ってきました。
その場で必ず投げかける質問があります。
「子どもたちは、いつから言葉を発するでしょうか?」
先生たちからはさまざまな答えが飛び交います。
「1歳ごろ」「2歳の○ヶ月ごろ」「個人差がある」——
どれも正解です。でも、私が聞きたかったのはそこではありません。
次の質問を投げかけます。
「では、子どもたちはどうやって言葉を覚えて、使うようになるでしょうか?」
すると、こんな答えが出てきます。
・親・保護者から
・先生から
・お友達から
「では、その中で一番影響を受けるのは誰でしょうか?」
答えは一致します。「保護者」です。
■ 子どもの言葉は、まず親の言葉を「真似る」ところから始まる
これは当たり前のようで、深く考えると怖くなるほど重要なことです。
子どもは最初、自分では何も知りません。知っている言葉しか使えない。知っている世界しか想像できない。
そしてその「知っている言葉」と「知っている世界」を最初に作るのが、親の言葉なのです。
研修の場で、ある先生がこんな発見を共有してくれました。
「子どもたちは、知っている言葉しか使わないんです」
当たり前のことのように聞こえます。でもこれは、裏を返すと「知らない言葉は存在しないも同然」ということです。
■ 大人も同じ——知っている世界しか見えない
これは子どもだけの話ではありません。私たち大人も、知っている言葉・知っている世界の中でしか動けません。
「何を知らないか」が重要なのではなく、「知っている世界の範囲」が、その人の行動や選択の器を作っているのです。
だとすれば、問いはシンプルになります。
親がどんな言葉を使っているか。どんな体験を持っているか。どんな世界を見せているか。それがそのまま、子どもの「知っている世界」になっていくのです。
■ お医者さんの家にはお医者さんが育つ理由
よく言われることがあります。「お医者さんの家からはお医者さんが育つ」「政治家の家からは政治家が育つ」と。
これは職業の話ではありません。言葉の話です。
その家庭で日常的に使われている言葉・交わされている会話・見せている姿——それがその子どもの「知っている世界」を作り、やがて夢や選択の幅を決めていく。
夢を追いかけ、さまざまな体験を持つ保護者の子どもと、「これが正しい」という世界だけを知る保護者の子ども。どちらが広い選択肢を持てるか——答えは明らかです。
■ だから私たちにできることがある
この話は、保護者を責めるためのものではありません。むしろ逆です。
私たち支援者・教育者が、子どもたちに「新しい言葉」と「新しい世界」を届けられる存在であること。保護者の方が気づいていない可能性に光を当てられること。
それが、私たちの現場にいる意味だと感じています。
「知っている言葉が増えると、見える世界が広がる」
その一歩を、子どもたちと一緒に踏み出していきたいと思っています。
では、また。
こんにちは。
先日、保育園と幼稚園で講演と研修を行ってきました。
その場で必ず投げかける質問があります。
「子どもたちは、いつから言葉を発するでしょうか?」
先生たちからはさまざまな答えが飛び交います。
「1歳ごろ」「2歳の○ヶ月ごろ」「個人差がある」——
どれも正解です。でも、私が聞きたかったのはそこではありません。
次の質問を投げかけます。
「では、子どもたちはどうやって言葉を覚えて、使うようになるでしょうか?」
すると、こんな答えが出てきます。
・親・保護者から
・先生から
・お友達から
「では、その中で一番影響を受けるのは誰でしょうか?」
答えは一致します。「保護者」です。
■ 子どもの言葉は、まず親の言葉を「真似る」ところから始まる
これは当たり前のようで、深く考えると怖くなるほど重要なことです。
子どもは最初、自分では何も知りません。知っている言葉しか使えない。知っている世界しか想像できない。
そしてその「知っている言葉」と「知っている世界」を最初に作るのが、親の言葉なのです。
研修の場で、ある先生がこんな発見を共有してくれました。
「子どもたちは、知っている言葉しか使わないんです」
当たり前のことのように聞こえます。でもこれは、裏を返すと「知らない言葉は存在しないも同然」ということです。
■ 大人も同じ——知っている世界しか見えない
これは子どもだけの話ではありません。私たち大人も、知っている言葉・知っている世界の中でしか動けません。
「何を知らないか」が重要なのではなく、「知っている世界の範囲」が、その人の行動や選択の器を作っているのです。
だとすれば、問いはシンプルになります。
親がどんな言葉を使っているか。どんな体験を持っているか。どんな世界を見せているか。それがそのまま、子どもの「知っている世界」になっていくのです。
■ お医者さんの家にはお医者さんが育つ理由
よく言われることがあります。「お医者さんの家からはお医者さんが育つ」「政治家の家からは政治家が育つ」と。
これは職業の話ではありません。言葉の話です。
その家庭で日常的に使われている言葉・交わされている会話・見せている姿——それがその子どもの「知っている世界」を作り、やがて夢や選択の幅を決めていく。
夢を追いかけ、さまざまな体験を持つ保護者の子どもと、「これが正しい」という世界だけを知る保護者の子ども。どちらが広い選択肢を持てるか——答えは明らかです。
■ だから私たちにできることがある
この話は、保護者を責めるためのものではありません。むしろ逆です。
私たち支援者・教育者が、子どもたちに「新しい言葉」と「新しい世界」を届けられる存在であること。保護者の方が気づいていない可能性に光を当てられること。
それが、私たちの現場にいる意味だと感じています。
「知っている言葉が増えると、見える世界が広がる」
その一歩を、子どもたちと一緒に踏み出していきたいと思っています。
では、また。