私は、旅行が大好きです。久しぶりの友達に会ったり、地元にはない食材に巡り合うからです。妻も同じく旅行が好きです。でも、行きたい場所の選択が全く違い、もめ事に発展することがあります。それは旅行の目的が、元々違うから仕方ないのかもしれません。
では、目的とはなんでしょうか?私は、その個人において到達したい自分であったり、取入れたい物と解釈しています。
目的の原動力は個人の中に秘めた欲求です。なので、お互いのやりたいことを主張しつづければ平行線です。だから目的地のすりあわせを行い、忖度し、目的地を決めます。
「欲求」とは、人が生きていくために生まれつきないし、学習で備わっていくもの、と説明すればわかりやすいでしょう。目的に向かうための、やる気や元気のエネルギーです。欲求は5段階であるとマズローは言い、生理的欲求や安全の欲求、所属の欲求と階段がひとつずつ上がっていくのが特徴です。
ご飯を食べて、安心して眠り、家族や友達と遊び、社会の一員になる。その特徴は、大きなことを成し遂げようと目前の小さなことを積み重ねていくことも、個人の達成感に大きな違いはありません。
むしろ大きな目標たててしまうと、到達するまで時間がかかるため、やる気のエネルギーは減少してしまいます。目標は小さくたてて、到達するたびにその達成感を得ることが、目標をたてるときのこつかと思います。
私どもの事業所は、子ども達の生活に向き合いながら、目的を達成するためのお手伝いをすることに努めています。音楽、創作、運動、想像などいろいろなものを取入れて、子ども達に働きかけていきます。
目的について考える
教室の毎日
24/05/24 17:31