人間の手と並べると親指の場所は似通っているのに、その役割は口でくわえている物を支えるためのものだそうで、人間に比べるとその働きが限定的です。
サルはもっと指が自由で、ものを「握る」という動作が可能です。
「握る」という動作は生まれたての赤ちゃんが触れるものを何でも握るように、把握反射として見られます。
人間に近いサルはものを握る動作だけでなく、指を使ってものを挟んだり、道具を使うこともできます。
人間とサルの大きな違いは、親指の第1関節だけを自由に動かすことができ、親指と他の指と向きを対にできるよう、より進化して、精密な動きができるようになったことだと言われています。
親指と他の指が向き合うことで「つまむ」という動作が生まれます。
「つまむ」ができるから、鉛筆やハサミ、ボタン留めなど器用に道具を使うことができるようになっていきます。
握ることができてもつまむことが難しい、つまめるようになる発達過程にいる子どもたちもいるんです。
もののつまみ方を教えてできたら技能ですが、技能を習得する準備が整っていない子どもにどんな支援をしていくのか、それが療育に求められるところでしょう。
次回は「つまむ」に必要な指のお話。
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同じ課題につまずいているように見えて、
それぞれ発達に必要な療育は十人十色。
子どもたちがたのしく、自律的に取り組んでもらえるよう、
alukoでいっしょに歩んでいきましょう🌱
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24/08/08 10:02